2017世界陸上ロンドン大会終了。これでいいのか?日本マラソン!

2017世界陸上ロンドン大会終了。これでいいのか?日本マラソン!

世界陸上終わってしまいましたね。

ある程度予測はしていたけど、記録的には平凡な大会でした。

世界記録は1つも出ませんでした。

その低調になった原因の1つに気温が低すぎたこともあります。日によっては15度に届かなかったとか…初冬か!

日本選手は男子の短距離陣は明るい未来を感じさせる内容でしたね。

逆に最も残念に思えたのがマラソンでした。

特に女子は世界レベルの実力を持つ布陣で臨んだのに大惨敗。

今回はそのマラソンを主にして世界陸上を振り返りたいと思います。

世界の超人たちの成績は?

⇓こちらは私の書いた世界陸上の展望記事です。

ここで紹介した超人達の成績です。

ウサイン・ボルト
100m→銀 4x100mリレー→ボルト自身の故障によりリタイア。

そこまで完璧に仕上げて来なかったように感じましたね。

去年のオリンピックが事実上本気は最後だったのかも?

4x100mリレーはまさかでした!!

こんな形のラストランになるとは…終わり方も衝撃でしたね。

最後は残念でしたが、彼が人類の歴史上最高のスプリンターだったのは間違いないです。

特に100mの世界記録9.58はいったいどのくらい更新されずに残るでしょうか?

ウェイド・バンニーキルク
400m→金  200m→銀

200mと400mの2冠は至難ですね。

400mの調子だと200mも勝つと思ったけど200mはキレが全くなかったです。

疲労か天候か原因はよくわかりませんが、ボルトの後継者というには少し物足らない内容でした。

クリスチャン・テイラー
三段跳び→金

勝ちましたが記録は平凡でした。

現在27歳です。

実力は現状飛び抜けていますが、J・エドワーズの世界記録を塗り替えるにはどうでしょう?

アルマズ・アヤナ
10000m→金  5000m→銀

怪我明けで今季初レースが世界陸上だったようです。

それでも10000mは次元が違いました。

5000mは前半自重したので突き放せなかったです。

ラストのスプリント力はないので、切れ味勝負には弱いですね。

まぁ、スタートからいつものペースで飛ばせば、付いてこれる選手は現状いないと思います。

今回は故障明けということで仕方がないですね。

日本のマラソンについて考えてみました。

それでは本題のマラソンについて振り返りたいと思います。

男子マラソン。

3人それぞれが持ち味を出しました。

現状では世界のトップレベルとは差が開きすぎているので、すごーく上手くいっても入賞が限界だと思います。

川内選手の代表ラストの激走は胸をうたれました。

日本人の現役ランナーで世界上位で戦える可能性があるとすれば大迫傑選手くらいではないでしょうか?

男子マラソンに関しては、根本から変えないとメダルなんて夢のまた夢です。

それはまた別の機会に書きますが…。

とにかくこの世界陸上の代表3人は力を出しきりました。

女子マラソン

厳しいことを書かせてもらいます。

あのようなレースしかできないようでは今後参加しない方がいいです。

まずは、世界陸上に参加した選手だけの今シーズンのタイムランクです。

選手名 国籍 今期ベストタイム ランキング
E・キルワ バーレーン 2:21:17 1
B・ディババ エチオピア 2:21:19 2
F・ダニエル ケニア 2:21:22 3
安藤 友香 日本 2:21:36 4
S・デミセ エチオピア 2:22:57 5
A・メルギア エチオピア 2:23:08 6
清田 真央 日本 2:23:47 7
重友 梨佐 日本 2:24:22 8

表の通り、参加選手上位8名に日本選手全員入ってます。タイム差もそれほどない。

レース前の予想では誰かメダルは取るだろうな(上手く行けば金もあるし複数メダルもある)と考えていました。

結果は、清田16位・安藤17位・重友27位と大惨敗でした。

最上位16位の清田のタイムでも

2:30:36とシーズンベストより7分も遅いです。

なぜこんな事態に陥ったか考えてみましょう。

下の表は優勝したR・ケリモ(バーレーン)のスプリット表です。

ケリモは今年初レースでしたが、ベストタイム2:24:14ですのでそこそこ力はあります(スマホの方は横画面でご覧ください)

5km 10km 15km 20km 25km 30km 35km 40km トータルタイム 5km平均
18:01 17:42 17:48 17:34 17:12 17:35 17:55 16:20 2:27:11 17:33

続いて今年3月に行われた名古屋ウイメンズマラソンでの安藤、清田が自己記録を出した時のスプリットタイムです(スマホの方は横画面でご覧ください)

  5km 10km 15km 20km 25km 30km 35km 40km トータル 5km平均
安藤  16:52 16:22 16:51 16:39 17:03 16:54 16:47 16:47 2:21:36 16:46
清田  16:52 16:22 16:51 16:55 17:19 17:23 17:21 17:23 2:23:47 17:03

いかがでしょう、冬場と真夏との違いはありますが世界陸上のペースは名古屋ウイメンズマラソンよりはるかに遅いことがわかります。

しかし、ケリモ選手は35kmから猛烈にスピードを上げています(表の赤い部分)

このペースチェンジで日本選手は撃沈でした。

終盤で5kmを16:30を切るようなペースに上げられると、Qちゃん、野口みずきさんクラス以上の走力がないときついです。

ここ重要です。要するに日本人がメダルを取るには、海外勢に30km以降に5km/16:30より上げられないような戦略で走らなければならないということです。

その戦略とは、5km/17:10〜17:20前後のハイペースでスタートから引っ張ることです。

ただし1人では辛いですから日本選手全員で協力してです。

危険と思われるかもですが、今回のようにスローペースで集団にいると1kmあたりでもペースがかなり乱高下してキツいんです。

なのでハイペースでも一定のペースで走り、かつアフリカ勢の強力なスピードチェンジを封じるため足を使わす。

これしかありません。

ただし、その戦略を察知してアフリカ勢が序盤でスパートしてきた場合は厳しくなります。

その時は5km/17:10〜17:20で粘り、前が止まるのを期待するしかありませんが、今回のように後半のペースチェンジがわかっているのに何もせず、集団待機よりは遥かにマシです。

次回の世界陸上、そして東京オリンピックでは、まず選手選考の時点で積極的かつハイペースで押していける3人を選ぶべきです。

そしてチーム(もっと言うと陸連の上層部)から戦略を伝えるべきです。

今回の安藤、清田の2人は力はありましたが経験不足でした(重友さんは経験豊富だけに、何故あんなレースをしたのか謎ですが)

監督、コーチ陣からしっかりレースプランを指示する。これも重要です。

いろいろと厳しいことを書きましたが、夏場のレースは体へのダメージが大きくリスキーです。

世界陸上がなければ、マラソン選手は高原などで冬のマラソンに向けて走り込みをしている時期です。

それを犠牲にして危険なレースに参加しているわけですから、今回の3人のようなレースをするのであれば、今後参加しない方がいいと言わせてもらいました。

次回は2019年ドーハ大会。

次回の世界陸上は2019年ドーハです。

暑すぎる地域なので9月の終わりから10月の上旬で開催されます。

東京オリンピックの前哨戦とも言える時期ですね。

今回ロンドンでも銅メダルをとりましたが男子4x100mリレーの日本チームは金メダルも狙える位置にいます。

最大のライバルになるアメリカ・ジャマイカはベテランばかりで、現状戦力ダウンは否めません。

しかし日本チームはほぼ20代前半のこれからの選手達ばかりです。

ドーハ大会の頃にはリレーチーム全員が9秒台の記録を持っているのでは?

今から楽しみですね!







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