大学三大駅伝2戦目「2017全日本大学駅伝」を展望します。

大学三大駅伝の2戦目「全日本大学駅伝」が11/5(日)8:05スタートします。
初戦の「出雲駅伝」は東海大学の圧勝で終わりましたが、この「全日本大学駅伝」はどうなるでしょうか?
⇓10月に行われた「出雲駅伝」の結果を書いた記事です。
本日11/3(金)事前の区間エントリーメンバーも発表されましたし、「全日本大学駅伝」の展望をしていきたいと思います。
最後は優勝チーム予想もありますよ。
全日本大学駅伝のコースと勝負のポイント。
昨年と同様のコースで変更はないようですね(2018年から一部コース変更が予定されています)
第1区 14.6 ㎞ 熱田神宮西門前 → 愛知県・弥富市筏川橋西詰(喫茶シャロウ前)
第2区 13.2 ㎞ 弥富市筏川橋西詰 → 三重県・川越町高松(コマツリフト四日市支店前)
第3区 9.5 ㎞ 川越町高松 → 四日市市六呂見町(山九四日市支店海山道倉庫前)
第4区 14.0 ㎞ 四日市市六呂見 → 鈴鹿市寺家(中勢自動車学校前)
第5区 11.6 ㎞ 鈴鹿市寺家 → 津市上浜町(焼肉きんぐ津上浜店)
第6区 12.3 ㎞ 津市上浜町 → 松阪市曽原町(元ドライブイン三雲)
第7区 11.9 ㎞ 松阪市曽原町 → 松阪市豊原町(JA松阪前)
第8区 19.7 ㎞ 松阪市豊原町 → 伊勢神宮内宮宇治橋前
1区間あたりの平均距離は13.35km。
10000mのスピード+区間によってはハーフマラソンをこなせるようなスタミナも必要とされるコースレイアウトです。
ポイント区間は1.2.8区ですね。
この区間に10000m 28分30前後で走れるランナーを配置できないチームは優勝は難しいでしょう。
さらに3番目に長い4区に1.2.8区と同じくらいの力のあるランナーを配置できるチームは強いですね。
1.2.4.8区に強力なランナーを配置できて、繋ぎ区間である3.5.6.7区のランナーがブレーキを起こさない。
そんなチームが全日本大学駅伝は優勝すると思います。
出場校と有力チームの戦力分析。
ナンバーカード | 大学名 | 地区 | 出場回数 | 評価ランク |
---|---|---|---|---|
1 | 青山学院大学 | 関東 | 7 | S |
2 | 早稲田大学 | 関東 | 23 | B |
3 | 山梨学院大学 | 関東 | 30 | A |
4 | 駒澤大学 | 関東 | 24 | B |
5 | 中央学院大学 | 関東 | 11 | A |
6 | 東洋大学 | 関東 | 25 | B |
7 | 北海道大学 | 北海道 | 21 | D |
8 | 東北大学 | 東北 | 12 | D |
9 | 神奈川大学 | 関東 | 16 | A |
10 | 東海大学 | 関東 | 30 | S |
11 | 國學院大学 | 関東 | 5 | C |
12 | 大東文化大学 | 関東 | 42 | C |
13 | 法政大学 | 関東 | 10 | C |
14 | 帝京大学 | 関東 | 10 | C |
15 | 明治大学 | 関東 | 11 | C |
16 | 順天堂大学 | 関東 | 22 | A |
17 | 城西大学 | 関東 | 6 | C |
18 | 新潟大学 | 北信越 | 11 | D |
19 | 愛知工業大学 | 東海 | 16 | D |
20 | 皇学館大学 | 東海 | 初 | D |
21 | 関西学院大学 | 関西 | 8 | C |
22 | 立命館大学 | 関西 | 29 | D |
23 | 京都産業大学 | 関西 | 45 | D |
24 | 広島経済大学 | 中国四国 | 21 | D |
25 | 第一工業大学 | 九州 | 22 | D |
26 | 全日本大学選抜 | ー | ー | ー |
27 | 東海学連選抜 | ー | ー | ー |
10月の出雲駅伝同様、今年は青山学院大学と東海大学の力が他の大学よりかなり抜けています。
全日本大学駅伝も両校の一騎打ちになるのはほぼ間違いありません。
事前の区間エントリーメンバーを見ると、青山学院はエースの1人「下田」が繋ぎ区間である5区にエントリーしています。
怪我や調整不足でもあったのでしょうか?
不安が残ります。
しかし、「梶谷」「鈴木塁人」といったエース級ランナーを補欠に置いていますので、当日のエントリー変更でどこかに入れてくるでしょう(これが不調で補欠に置いてるとしたら青山はピンチですが)
対する東海大学は1∼4区に「鬼塚」「關」「館沢」と強力なランナーを配置し、アンカーには長い距離にも強い「川端」を置いています。
ほぼ万全なメンバーに映りますね。
スピード型ランナーが多いイメージの東海大は、1∼4区で青山学院に対してリードする展開がほしいですね。
5区以降の力差(このままのメンバーなら)はそこまでないので、4区終了までにリードが築けない場合は東海は厳しくなる気がします。
評価ランクAとした山梨学院大学・中央学院大学・神奈川大学・順天堂大学は優勝争いまでは厳しいですがシード権(6位以内)を取れそうという評価です。
この全日本大学駅伝は前項でも書いたようにポイント区間の1.2.(4).8区に強力なランナーを配置できて、他の区間のメンバーがブレーキを起こさないことがポイントです。
この4校は総合力こそ微妙ですが、スーパーエースがチームに2人以上います(中央学院大学は総合力でもレベルの高いチームですが)
なので評価ランクBとした早稲田大学・駒澤大学・東洋大学のような総合力系のチームより、この全日本大学駅伝では上位にくる気がします。
評価Cランクのチームはうまくいけば1桁の順位が取れるかも?
評価Dランクのチームは参加することが大事なチームです(ゴール地点の伊勢にある皇学館大学が初出場しますよ)
2017全日本大学駅伝の優勝チームは?
優勝校の予想は…
「青山学院大学」
ライバルの東海大は強いですが、このコースであれば青山学院にやや有利な気がします。
東海大の主力である2年生メンバーは10000mまでの記録は確かにすごい。
しかし、それ以上の距離だとここまであまり実績を残せていません。
対する青山学院は10000mはもちろん強いですし、さらに距離が伸びてこそ力を発揮するメンバーが揃っています。
エース「下田」の5区起用は気になりますが、今回は青山学院オシでいきたいと思います。
結果については、レースが終わりましたら振り返りの記事で報告します。
⇓「全日本大学駅伝」が終了しての振り返りの記事を書きました。
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