2017全日本大学駅伝終了。神奈川大学復活の大勝利を振り返ります。

2017全日本大学駅伝終了。神奈川大学復活の大勝利を振り返ります。

大学三大駅伝の2冠目「全日本大学駅伝」が終了しました。

優勝は神奈川大学でした!

正直、意外な結果でしたが安定したレース運びで完勝と言える内容でした。

それでは全日本大学駅伝を振り返り神奈川大学の勝因、

そして負けてしまった2強(東海大と青山学院)の敗因を考えてみました。

⇓こちらは直前の「2017全日本大学駅伝」を展望をした記事です。

2強は撃沈。優勝はまさかの神奈川大学。

順位チーム名総合タイムトップとの差レース前評価ランク
1神奈川大学5:12:49A
2東海大学5:14:071:18S
3青山学院大学5:15:222:23S
4駒澤大学5:15:593:10B
5東洋大学5:16:293:40B
6中央学院大学5:17:595:10A
上位6位までシード権獲得
7早稲田大学5:19:086:19B
8帝京大学5:19:396:50C
9山梨学院大学5:20:327:43A
10法政大学5:20:598:10C
11國學院大学5:21:268:37C
12順天堂大学5:21:348:45A
13城西大学5:22:319:42C
14大東文化大学5:24:0411:15C
15明治大学5:25:0212:13C
16立命館大学5:25:4012:51 D
17京都産業大学5:30:0617:17D
18皇學館大学5:30:1917:30D
19愛知工業大学5:31:3818:49D
20広島経済大学5:32:0719:18D
21第一工業大学5:32:3219:43D
22東北大学5:32:4819:59D
23関西学院大学5:32:5020:01C
24新潟大学5:33:2220:33D
25北海道大学5:33:5821:09D
全日本大学選抜5:26:01
東海学連選抜5:33:53

⇑が総合成績です。

一番右の事前評価ですが、S=優勝候補 A=上位シード権内 B=1桁順位シード権争い C=うまくいけば1桁順位 D=参加することが大切。

のような5段階でランク付けしました。

正直、神奈川大学が優勝するとは全く思っていませんでした。

事前評価は「A」にしましたが、このチームは山藤(1区)と鈴木健吾(8区)の2枚看板だけのチームだと考えていました(大変失礼しました)

1区で先頭争いをして、2∼7区は粘りで繋いでアンカーの大砲「鈴木健吾」でシード権内みたいなレースイメージですね。

しかし、予想に反してメンバー全員が実に安定したレース運びで、7区終了時で先頭と17秒差の2位。アンカー突入時でほぼ勝利を手中にしました。

アンカーを走った「鈴木健吾」は凄いランナーになるかもしれませんね。

現状、日本人で世界レベルのマラソンで上位を狙えるとしたらナイキの「大迫傑」くらいかと思いますが、「鈴木健吾」は育成によってはそれくらいの選手になる期待がもてます。

神奈川大学の「大後監督」が、これまで指導歴で出会った600人以上の中でダントツに強い!と言っていたのも頷けます。

いずれににしても、青山学院vs東海大の2強の構図だと思っていた今年の大学駅伝の勢力図が変わることになりそうです。

安定したレース運びの神奈川大と、ちぐはぐだった2強。

それでは神奈川大の優勝の要因、それと優勝に届かなかった2強(東海大と青山学院)の敗因を考えていきましょう。

 1区2区3区4区5区6区7区8区
神奈川大山藤大塚荻野鈴木(祐)越川安田大川鈴木(健)
43:29 (4)1:22:25 (3)1:49:59 (4)2:30:39 (4)3:04:31 (2)3:40:39 (2)4:15:25 (2)5:12:49 (1)
43:29 (4)38:56 (7)27:34 (5)40:40 (5)33:52 (1)36:08 (4)34:46 (4)57:24 (2)
東海大鬼塚塩澤館澤湊谷國行三上川端
43:59 (8)1:22:43 (5)1:49:45 (2)2:30:27 (2)3:04:40 (3)3:40:38 (1)4:15:08 (1)5:14:07 (2)
43:59 (8)38:44 (5)27:02 (1)40:42 (6)34:13 (2)35:58 (2)34:30 (2)58:59 (3)
青山学院中村田村梶谷森田下田竹石小野田鈴木
44:46 (10)1:22:50 (6)1:50:18 (5)2:30:34 (3)3:05:23 (4)3:41:31 (3)4:16:14 (3)5:15:22 (3)
44:46 (11)38:04 (1)27:28 (4)40:16 (3)34:49 (4)36:08 (4)34:43 (3)59:08 (4)

⇑は3チームの通過順と個人成績です(スマホの方は横画面にしてご覧ください)

赤い字で示した通り、神奈川大は全てのメンバーが安定して各区間上位で走っています。

アンカーの「鈴木健吾」は1人で1分くらいのタイムは稼げてしまうので、ほかのメンバー『付いてさえいけば勝負できる』

そんな楽な心理状態で走れたのも良かったのかもしれません。

前項でも書きましたが7区終了時で2位。

先頭と17秒差ですから、この時点で「鈴木健吾」にアクシデントがない限り勝負ありです。

ほぼ完勝と言っていい内容でした。

逆に2強はちぐはぐなレースになってしまいました。

東海大は大きなブレーキこそありませんでしたが、期待の1区∼4区のメンバーが思ったほど上位で走れませんでした。

特に1区鬼塚と4区關は10000mまでのトラックは強いのに、それより距離が伸びたロードで実績が残せていません。

この2人がもしロードの長い距離にあまり向いていないとなると、今後の駅伝も不安になります。

後半の5区∼8区のメンバーは実力どおり走れていますので、1.2.4区がもうすこし上位で走れていれば神奈川大と勝負できていた気がします。

青山学院は先月の出雲駅伝と同じで今回も1区でブレーキが起きてしまいました。

1区終了時で先頭と1:20以上の差ですから残りのメンバーはきつかったと思います。

これは少し原監督の起用に疑問が残りました。

この全日本大学駅伝のポイント区間は1.2.(4).8区だと展望記事で書きました。

私が監督なら、まず8区に最も強い(速いではなく強いです)選手を配置します。

次に1区に最も速く信頼できる選手を選びます。

8区に2年エースの鈴木塁人を配置したのであれば、1区はなぜ田村ではなかったのでしょう?

ブレーキを起こした中村は強い選手ですが、どちらかといえばスタミナ型の選手です。

そして明らかに表情が硬く緊張していました。

スピード勝負になりやすい全日本の1区として適任だったのか?と感じました。

そして5区下田のアクシデントです。

アクシデントがあっての区間4位ですから、この選手の底力はすごいですが5区を走るメンバーの中では圧倒的な力を持った選手です。

本来なら1分以上の差をつけての区間賞を取れたはずです。

ここでも計算が狂ってしまいました。

ラスト1冠「箱根駅伝」の行方は?

大学三大駅伝も残りは正月の「箱根駅伝」を残すのみになりました。

神奈川大はスーパーエースに安定した総合力と実は強いですね。何気に今回はチャンスかもしれません。

東海大は下級生のいわゆる「黄金世代」が長い距離のロードの適正に??がつきますから、現段階では厳しいといえますが2ヶ月である程度距離に対応できたら怖いですね。

青山学院はこの2戦のちぐはぐさ(特に1区)が解消すれば強いです。

層の厚さや、長い距離のロードの適正は一枚他校より上でしょう。

さらに全日本大学駅伝は参加しなかった日本体育大学も強いです。

いまのところはこの4チームが有力かなぁと思っています。

また、直前になりましたら詳しい展望をしていきたいと思います。







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