2018箱根駅伝。戦力分析とオーダー予想③「神奈川大学」

12/10に箱根駅伝の登録メンバーが発表されました。
この登録メンバーに入った16名から、実際に箱根駅伝を走る10名が選ばれます(12/29に区間エントリーが発表されます)
数回に分けて有力チームの戦力分析とオーダー予想をしています。
⇓前回は今シーズンの出雲駅伝を制し、箱根駅伝悲願の初優勝を狙う「東海大学」の戦力分析とオーダー予想をしました。
3校目であるこの記事では、今シーズンの全日本大学駅伝の優勝チーム「神奈川大学」の戦力分析とオーダー予想をしています。
2018箱根駅伝「神奈川大」登録メンバー。
氏名(学年) | 前回大会 | 5000m | 10000m | ハーフマラソン | 選手ランク |
---|---|---|---|---|---|
平均タイム | ー | 14:08 | 29:19 | 1:04:16 | ー |
秋沢 啓尚(4) | ー | 14:33 | 29:56 | 1:03:35 | C |
枝村 高輔(4) | ー | 14:16 | 29:30 | 1:05:41 | C |
大川 一成(4) | 9区 9位 | 14:10 | 29:15 | ー | C |
大塚 倭(4) | 8区 2位 | 13:48 | 28:59 | 1:03:12 | B |
大野 日暉(4) | 5区14位 | 14:08 | 29:18 | 1:03:15 | B |
鈴木 健吾(4) | 2区 1位 | 13:57 | 28:30 | 1:01:36 | S |
鈴木 祐希(4) | 6区 4位 | 13:49 | 28:52 | ー | B |
西田 秀人(4) | ー | 14:29 | 29:30 | 1:05:15 | C |
田中 翔太(3) | ー | 14:31 | 29:59 | 1:04:39 | C |
多和田 涼介(3) | ー | 14:11 | 29:04 | 1:05:29 | C |
山藤 篤司(3) | 1区 5位 | 13:46 | 28:25 | ー | A |
荻野 太成(2) | ー | 13:48 | 29:17 | ー | C |
越川 堅太(2) | 3区 15位 | 13:57 | 29:13 | ー | C |
宗 直輝(2) | ー | 14:03 | 29:16 | 1:04:08 | C |
安田 共貴(2) | ー | 14:15 | 29:26 | 1:04:46 | C |
北崎 拓矢(1) | ー | 14:33 | 30:38 | 1:05:29 | D |
⇑が箱根駅伝に登録されたメンバーになります(スマホの方は横画面でご覧ください)
一番右の選手ランクですが、↓のような基準で独自に5段階で評価しています。
A=1.2.5区で区間上位
B=1.2.5区で区間中位、その他の区間では区間上位
C=1.2.5区で区間10位以下、その他の区間では区間中位
D=全ての区間で10位以内は難しい、または未知数
チームの戦力
スピード★★★★ 4
スタミナ★★★★ 4
山の対応★★★ 3
総合力★★★★ 4
ストロングポイント。
鈴木健吾という絶対的なエースがいることが最大の強みです。
今回の箱根駅伝に登録されている全選手の中でSランクを付けれるのは、山梨学院大のD・ニャイロと順天堂大の塩尻。
そして、この神奈川大の鈴木健吾の3人だけです。
間違いなく2区を走ると思いますが、コンディション次第では1時間6分台も狙えると思います。
ニャイロと塩尻以外の選手にはおそらく2分近いアドバンデージを1人で築けるので、他校にとっては相当な脅威です。
そしてSランクに近いAランクの山藤という選手がいます。
彼が1区を走ると思いますので、この1.2区のダブルエースが力どおり走れば、かなりの貯金を持って3区以降にのぞめるでしょう。
ウィークポイント。
ライバルである青山学院や東海大に比べると、やや選手層が薄いです。
それでも区間の上位で走れそうな選手が5,6人はいますので、その他の残りのメンバーがいかに粘れるかがポイントになりそうです。
そして5区を誰に任せるかも課題です。
昨年走った大野は区間15位でしたから、あまり登り向きではないのかもしれません。
神奈川大の場合、総合優勝するには青山学院や東海大より前で往路のゴールをするのが必須なので、この5区をいかに越えるかが悩みどころです。
「神奈川大」の予想オーダー。
往路 | 1区 山藤 | 2区 鈴木(健) | 3区 越川 | 4区 大野 | 5区 大塚 |
復路 | 6区 鈴木(祐) | 7区 安田 | 8区 荻野 | 9区 大川 | 10区 秋沢 |
当日エントリー | 宗 | ||||
補欠 | 枝村 | 西田 | 田中 | 多和田 | 北崎 |
⇑神奈川大の予想オーダーです(私が監督ならという視点です)
1.2区は前項で書いた通りダブルエースで一気に貯金を作ります。
青山学院、東海大に対して最低2分、できれば3分リードがほしいです。
3,4区は昨年も箱根を経験した2人で粘り、5区の山登りは昨年8区で好走した大塚に任せてみました。
少なくても1分以上リードして往路優勝しなければ、総合優勝は厳しくなります。
6区は昨年同区間4位の鈴木祐希でリードを保ち、7∼10区はとにかく粘る作戦です。
とにかく先行逃げ切りで追いつかれた時点で優勝争いからは脱落。
そんな編成にしました。
20年ぶりの復活優勝なるか?
1.2区の貯金を、残り8区間160km以上どう守るか?
正直難しいですが、駅伝は先行逃げ切りが有利なのは間違いないです。
ライバルの青山学院、東海大が焦って”ちぐはぐ”になっていけば勝機はあります。
まずは往路優勝へ、その先に20年ぶりの総合優勝があります。
⇓1/29 箱根駅伝の区間エントリーが発表されました。それを見てのレース展望や優勝校予想をしました。
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