2018箱根駅伝「往路」は東洋大学が優勝。レースを振り返ります。

2018箱根駅伝「往路」は東洋大学が優勝。レースを振り返ります。

1/2 箱根駅伝(往路)が行われました。

戦前の予想では3強「青山学院」「東海大」「神奈川大」の争いと予想されていましたが、往路を制したのは「東洋大」でした。

⇓こちらは私がレース予想をした記事ですが、私も「神奈川大」をおしていました。

この記事では箱根駅伝(往路)を区間ごとに振り返っていきたいと思います。

※各区間の成績表を見る際、スマホの方は横画面にしてご覧ください。

1区 大手町→鶴見中継所(21.3km)

鶴見中継所 1位 2位 3位 4位 5位
総合順位 東洋大学 国学院大学 駒澤大学 日本体育大学 青山学院大学
タイム差 00:14 00:16 00:24 00:25
区間順位 西山(東洋) 浦野(國學院) 片西(駒澤) 吉田(日体大) 鈴木(青山学院)
区間タイム 1:02:16 1:02:30 1:02:32 1:02:40 1:02:41

当時のエントリー変更で東海大のエース格「關」が外れました。どうやら怪我で本調子ではなかったようです。

レースはスタート直後から栃木(順天堂大)が集団を引っ張る展開になりました。

しかし、ペースはそこまで速くならずに遅れるチームはほとんどありません。

例年通り東京と神奈川の境の六郷橋で一気にペースが上がり、抜け出したのは東洋大1年の西山でした。

そのまま区間賞は西山が獲得しました。あまり前半が速くならなかったのが彼には向きましたね。

神奈川大28秒、東海大32秒差と有力チームも30秒前後の差で2区へ繋ぎ、ほぼ思惑通りの位置だったのではないでしょうか。

2区 鶴見中継所→戸塚中継所(23.1km)。

戸塚中継所 1位 2位 3位 4位 5位
総合順位 東洋大学 青山学院大学

神奈川大学 山梨学院大学 拓殖大学
タイム差 00:22 00:36 00:57 01:21
区間順位 森田(青山学院) D・ニャイロ(山梨学院)

相澤(東洋) 鈴木(神奈川) W・デレセ(拓殖)
区間タイム 1:07:15 1:07:15(同タイム1位) 1:07:18 1:07:26 1:07:53

過去に例がないようなハイレベルな2区になりました。

1時間7分台の前半で走破した選手が4人も出ましたね。

このレベルのタイムを出せるのは、今大会でいえばD・ニャイロ(山梨学院)、塩尻(順天堂)、鈴木健吾(神奈川)の3人だけだと考えていました。

気象状況や本人の体調の良さもあったのでしょうが、相澤(東洋)、森田(青山学院)の2人の走りには驚かされましたね。

神奈川大の鈴木健吾は力は出しましたが、まさか青山学院より後ろで3区に繋ぐ展開になるとは…神奈川大にとっては大誤算になってしまい、この時点で総合優勝はミラクルがないと難しくなりました。

それと阪口(東海大)はどんな走りをするか注目していましたが1:08:55で区間7位でした。

例年ならば十分合格ラインの走りですが、今回はレベルが高すぎて先頭からかなり離されてしまい、東海大にとっても苦しい展開になりました。

3区 戸塚中継所→平塚中継所(21.4km)

平塚中継所 1位 2位 3位 4位 5位
総合順位 東洋大学 青山学院大学

早稲田大学 神奈川大学 拓殖大学
タイム差 00:46 02:38 02:40 03:12
区間順位 山本(東洋) 田村(青山学院)

鬼塚(東海) 光延(早稲田) 青木(國學院)
区間タイム 1:02:17 1:02:41 1:03:29 1:03:33 1:03:40

田村(青山学院)一気に先頭に出て独走になるかと思いましたが、山本(東洋)が粘り最後は逆に差を広げて4区につなぎました。

粘り強い走りで区間賞も獲得しました。

駅伝男、田村は大学最後の駅伝でしたが、区間賞とれませんでたね。

卒業後は住友電工に入って競技を続けていくそうです(トラックがメインかな?)

神奈川大は2年の越川が区間11位と遅れ、総合優勝どころか往路優勝もお手上げ状態になってしまいました。

4区 平塚中継所→小田原中継所(20.9km)

小田原中継所 1位 2位 3位 4位 5位
総合順位 東洋大学 青山学院大学

神奈川大学 拓殖大学 早稲田大学
タイム差 02:03 02:39 04:07 04:08
区間順位 大塚(神奈川) 吉川(東洋) 土方(國學院) 金子(城西) 高本(駒澤)
区間タイム 1:02:21(区間新) 1:02:22 1:02:36 1:03:02 1:03:06

ここでも東洋大の勢いは止まりません。1年生吉川が激走して青山学院を引き離し2分以上差をつけて小田原中継所へ。

全日本大学駅伝でアンカーを任されたように、長い距離に強くタフな選手です。

梶谷(青山学院)は今回の青山学院のメンバーの中で最も危なっかしい走りでしたが、ブレーキになりそうなところを区間9位でなんとか踏みとどまるあたりはさすがでした。

神奈川大は4年の大塚が区間賞。3区の遅れがなければ往路は見せ場があっただけに残念でした。

5区 小田原中継所→芦ノ湖ゴール(20.8km)

芦ノ湖ゴール 1位 2位 3位 4位 5位
総合順位 東洋大学 青山学院大学

早稲田大学 拓殖大学 法政大学
タイム差 00:36 01:56 04:36 04:37
区間順位 青木(法政) 安井(早稲田) 細谷(中央学院) 山田(順天堂) 竹石(青山学院)
区間タイム 1:11:44(区間新) 1:12:04 1:12:17 1:12:30 1:12:49

青木(法政)が圧巻の走りを見せて13位から一気に5位まで総合順位をあげました。

ゴール後も元気一杯の様子で、しかもまだ2年生ですから法政は彼が在学中はシード権を取れる確率が高いでしょうね。

竹石(青山)も途中足を攣りながら好タイムで走りました。

私はエース下田を使わない時点で5区は不安材料として考えていましたが、原監督のコメントを聞くと竹石に任せれるから下田を使う必要がなかったようです。

彼もまだ2年ですから、山登りを任せられるランナーが来期以降も残るのは有利ですね。

東洋は36秒差で往路優勝はなんとか死守しましたが、復路のメンバーを考えると総合優勝は厳しいと言えます。

5区を走った田中は1年生でまずまず頑張ったのですが、来期以降に総合優勝を狙うのであれば彼がキーマンになります。

1時間12分台で走破できるまで成長すれば、総合でも青山学院と戦えるかもしれません。

東海大は5区松尾が全くダメでした(向いていると思ったのですが)総合9位、区間12位。

山登りの適正ランナーを早急に探すのが課題です。

現2年生世代がいくら強く成長しても5区の適性ランナーがいなければ総合優勝はかなり厳しいです。

明暗分かれた3強のそれぞれ。

順位 チーム名 総合タイム トップとのタイム差 チーム評価ランク
1 東洋大学 5:28:29 B
2 青山学院大学 5:29:05 00:36 S
3 早稲田大学 5:30:25 01:56 B
4 拓殖大学 5:33:05 04:36 C
5 法政大学 5:33:06 04:37 C
6 城西大学 5:33:19 04:50 D
7 日本体育大学 5:33:47 05:18 B
8 順天堂大学 5:33:54 05:25 B
9 東海大学 5:34:43 05:40 S
10 中央大学 5:34:18 05:49 D
ここまでシード権内
11 中央学院大学 5:34:43 06:14 B
12 帝京大学 5:34:47 06:18 C
13 駒澤大学 5:36:01 07:32 B
14 國學院大学 5:36:58 08:29 C
15 神奈川大学 5:38:04 09:35 A
16 山梨学院大学 5:38:07 09:38 C
17 大東文化大学 5:39:38 11:09 C
18 国士舘大学 5:41:38 13:09 D
19 東京国際大学 5:41:45 13:16 D
20 上武大学 5:42:22 13:53 D
関東学生連合 5:49:20 20::51


⇑往路の総合成績です。

チーム評価ランクとは、私独自の指標で下記のような感じです。
S→優勝候補
A→力通りの走りをすれば優勝があるかも
B→シード権はとれそうだが優勝は難しい
C→なんとかシード権をとりたい
D→今回は経験を積むことが大事

戦前の予想では「青山学院」「東海大」「神奈川大」の3強と言われましたが、東海大と神奈川大は往路終了時点で総合優勝は絶望的な位置になってしまいました。

神奈川にいたってはシード権も危ないくらい。

その原因は5区山登りに対応できなかったからです。

やはり箱根駅伝の優勝を狙うのであれば、まず5区に適性がある選手を見つけることが最優先ですね。

そして2区を1時間8分を切れるくらいで走れるエースがいることが2つ目の条件です。

さらに1.3.4区ではブレーキをしない(悪くても区間9位以内くらいでとどめる)

そういうチームでないと勝てないなぁと感じました。

⇓復路+総合の結果についてはこちらに書いています。







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