2018-19大学駅伝開幕戦 第30回出雲駅伝を展望します。三つ巴の争いから東洋大が一気に決める!

現役時代は襷を結ぶのが苦手でグチャグチャのまま走ってました・・「初駅伝の留学生ランナーかよw」
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さて2018年も10月になり、いよいよ大学駅伝のシーズンが開幕します!
男子の大学駅伝は10月の出雲駅伝・11月の全日本大学駅伝・年明けの箱根駅伝の3つのレースを、大学三大駅伝と位置付けています。
同じ年に3つのレース全てを勝つ事を『大学駅伝三冠』などと言ったりもしますよ(競馬のクラシックレースみたいですね)
この記事では、大学三大駅伝の開幕戦である第30回出雲駅伝の予想をしていきます!
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まず今年の大学駅伝の勢力図ですが、青山学院大学・東洋大学・東海大学の3チームの力が抜けています。
出雲駅伝も3チームを中心にレースが展開されるのは間違いありません。
しかし「最終的に優勝するのは、東洋大学と予想します!」
それでは予想記事をどうぞ!
出雲駅伝のコースと勝負のポイント。
それでは第30回出雲駅伝のコースと勝負のポイントを書いていきます。
↑が出雲駅伝のコースになります。
昨年から変更点はありません。
フィニッシュ 出雲ドーム前
6区間 45.1km
- 1区(8.0km) 出雲大社正面鳥居前 → 出雲市役所・JAしまね前
- 2区(5.8km) 出雲市役所・JAしまね前 → 斐川直江
- 3区(8.5km) 斐川直江 → 平田中ノ島
- 4区(6.2km) 平田中ノ島 → 鳶巣コミュニティセンター前
- 5区(6.4km) 鳶巣コミュニティセンター前 → 島根ワイナリー前
- 6区(10.2km) 島根ワイナリー前 → 出雲ドーム前
ずばり「速いチームが勝つ!」
出雲駅伝に勝つにはスピードです。
ポイント区間は1区と6区。
各区間の距離が短いので優勝争いをするようなチームは、ライバルに30秒以上の差をあけられると苦しくなります。
まずは1区で出遅れない事(遅れても20秒以内程度に食い止める)が1つ目のポイント。
そして最長区間のアンカー6区で、勝負を決定的にできるスピードランナーがいる事が2つ目のポイントです。
さらに2番目に長い3区にも1.6区と同等なスピードランナーを配置できるチームが優勝するでしょう!
区間距離が短い分、どの区間でもブレーキを起こせば優勝争いからは脱落となります。
第30回出雲駅伝の出場校と戦力分析。
では第30回出雲駅伝の参加校と戦力を見ていきましょう。
S→優勝争い
A→三強の一角を崩せるか?
B→入賞争い
C→流れに乗れば1桁順位
D→参加することに意義がある
というような位置付けです。
NO | チーム名 | 地区 | 出場回数 | ランク |
---|---|---|---|---|
1 | 札幌学院大学 | 北海道 | 初出場 | D |
2 | 札幌国際大学 | 北海道 | 初出場 | D |
3 | 東北学連選抜 | 東北 | 30 | D |
4 | 青山学院大学 | 関東 | 9 | S |
5 | 東洋大学 | 関東 | 19 | S |
6 | 早稲田大学 | 関東 | 26 | A |
7 | 日本体育大学 | 関東 | 20 | B |
8 | 東海大学 | 関東 | 20 | S |
9 | 法政大学 | 関東 | 13 | B |
10 | 城西大学 | 関東 | 4 | B |
11 | 拓殖大学 | 関東 | 4 | B |
12 | 帝京大学 | 関東 | 8 | C |
13 | 中央学院大学 | 関東 | 9 | B |
14 | 北信越学連選抜 | 北信越 | 30 | D |
15 | 皇學館大学 | 東海 | 初出場 | D |
16 | 立命館大学 | 関西 | 16 | C |
17 | 京都産業大学 | 関西 | 26 | D |
18 | 大阪経済大学 | 関西 | 3 | D |
19 | 広島経済大学 | 中国四国 | 17 | D |
20 | 日本文理大学 | 九州 | 13 | D |
21 | アイビーリーグ選抜 | ー | 21 | C |
冒頭にも書きましたが今年の大学駅伝の勢力図は、青山学院・東洋・東海の3強です。
出雲駅伝もこの3チームのどこかが勝つのは間違いありません!
出雲駅伝の勝負のポイントは『スピード』です。
この3チームの中で最もスピードがあるのは昨年の優勝チームである東海大です。
5000mを13分半ばで走る選手がズラリ。連覇の可能性十分ながら不安材料もあります。
それは今年のトラックシーズンの走りを見る限りエース格の關・鬼塚の調子がやや物足りない。
そして昨年1区で区間賞、箱根駅伝の2区も走って好走したエース格の阪口が、故障で出雲には登録されていません。
それでも全員がブレーキなく力通りの走りをすれば、勝ってしまいそうですけれどね。
区間 | 選手名(学年) | 5000mベスト | 10000mベスト |
---|---|---|---|
1区 | 西川 雄一朗(3) | 13.56 | 29.18 |
2区 | 館澤 りょうじ(3) | 13.48 | 29.50 |
3区 | 中島 怜利(3) | 13.53 | 29.15 |
4区 | 關 颯人(3) | 13.35 | 28.23 |
5区 | 郡司 陽大(3) | 13.57 | 29.05 |
6区 | 湯澤 舜(4) | 14.19 | 29.13 |
区間エントリーを見ると、エース格の鬼塚がメンバーから外れました。
区間配置もけっこう意外な順番に見えますが、それでも層が厚く全体のバランスはいいですね。
ただしアンカーの湯澤のスピードが若干不安に思いますので、少なくともライバルより先に6区に入りたいはず。
青山学院はスピードではやや東海大に劣りますが、安定感が抜群です。
昨年は夏のような暑さにやられ1区で出遅れてしまいましたが、今年はそんなことはないでしょう。
今シーズンのトラックで絶好調だった橋詰を、どの区間に起用するか?
それによりプランが変わりますが、アンカーで起用するならばできるだけ(20秒以内くらい)東海・東洋から離されない。
1区や3区で起用するならば、その区間が終わった時点で20秒以上のリードがほしいですね。
原監督の区間配置に注目です。
区間 | 選手名(学年) | 5000mベスト | 10000mベスト |
---|---|---|---|
1区 | 橋詰 たいせい(4) | 13.37 | 28.56 |
2区 | 鈴木 塁人(3) | 13.53 | 28.31 |
3区 | 森田 歩希(4) | 13.54 | 28.44 |
4区 | 吉田 圭太(2) | 13.50 | 29.25 |
5区 | 生方 敦也(3) | 13.59 | 29.24 |
6区 | 竹石 尚人(3) | 14.05 | 29.22 |
橋詰は1区でした!
そしてかなり前半型のオーダーを組んできました。
3区終了時に少なくても東海大より前で、東洋大にはリードされても20秒差以内くらいで抑えたいところです。
正月の箱根駅伝2位に入った東洋大は、そのメンバーの大半が残り戦力充実で今シーズンの駅伝に臨みます。
中でも山本・相澤・西山の3本柱は超強力で、彼らが力通り走れば優勝争いに絡んでくるのは間違いないです。
しかし、3本柱に続く登録メンバーのスピードがやや東海大や青山学院に劣ります。
ですので、3本柱のメンバー全員が区間賞を取るくらいの活躍がないと、ちょっと優勝までは厳しいかもしれませんが好調なメンバーが多く、勢いに乗れば面白いです。
区間 | 選手名(学年) | 5000mベスト | 10000mベスト |
---|---|---|---|
1区 | 相澤 晃(3) | 13.40 | 28.17 |
2区 | 西山 和弥(2) | 13.46 | 28.35 |
3区 | 山本 修二(4) | 13.56 | 28.50 |
4区 | 小笹 椋(4) | 14.15 | 29.12 |
5区 | 今西 駿介(3) | 14.08 | 29.43 |
6区 | 吉川 洋次(2) | 14.15 | 28.53 |
前半型の超攻撃的なオーダーです!
1.2.3区にチームの柱3人を配置してきました。
距離は短いですが4.5区は多少不安があるので、3区終了時に先頭にいることが絶対条件。
アンカーに先頭で繋げれば優勝の可能性があります。
この他のチームで、3強の一角を崩せるとすれば早稲田大です。
5000mの持ちタイム13分50秒台〜14分の一桁台の選手が揃いスピードはあります。
ただし安定感という点で若干不安あり。特に出雲は一区間の距離が長くないのでブレーキを起こせば、たちまち終了です。
エース格である4年の永山がメンバー登録されていないのも気になりますね・・。
区間 | 選手名(学年) | 5000mベスト | 10000mベスト |
---|---|---|---|
1区 | 半澤 黎人(1) | 13.58 | 30.01 |
2区 | 小澤 直人(4) | 14.13 | 29.40 |
3区 | 中谷 雄飛(1) | 13.47 | 29.19 |
4区 | 新迫 志希(3) | 13.47 | 29.07 |
5区 | 太田 直希(1) | 14.13 | 30.39 |
6区 | 清水 歓太(4) | 14.08 | 29.24 |
これからの早稲田の駅伝を担うであろうルーキー3人を使ってきました!
上級生3人は爆発力こそ??ですが安定感ありですので、1年生3人が激走すれば三強の一角崩しもありえます。
特に1区の半澤の走りがキーになると思いますよ。
東洋大学の攻撃的オーダーに期待。
今年の大会は予想が難しいです・・。
最もこの出雲コースに適性があるであろう東海大はメンバー構成こそ強力ですが、直前までの主力の調子に疑問??
青山学院もメンバーは強いですが、コース適性の無さが疑問??
3チームの中でエース格の調子が一番良さそうで、かつコースにもそこそこ適性がある東洋大学を優勝予想チームにオシます!
超攻撃型の区間配置も面白いです!
心配された台風もどうやら一足先に通り過ぎそうでよかった・・。
今シーズンの出雲駅伝はどんな結果になるのか楽しみですね。
それでは、記事はこれで終わります。
↓こちらで終了した第30回出雲駅伝の回顧の記事を書いていますので合わせてどうぞ!
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