2018MLBレギュラーシーズン展望④ ナショナルリーグ東地区はナショナルズが意地でも勝ちにくる。

2018のメジャーリーグ開幕まであと一週間。
開幕前に全チームのロースターメンバーを紹介しつつ地区ごとの展望をしています。
4回目の今回からはナショナルリーグに入ります(開幕までに書き終わるのか?w)
この地区はナショナルズの戦力が充実していて、昨シーズン同様1強体制か?
ナショナルズが地区優勝はするでしょう。
…1強ですが、昨シーズンほど独走にはならないとみています。
では各チームの戦力を確認していきます。
※ロースター表の年齢は開幕時点での年齢を記載しています。
※ロースター表をスマホでご覧の方は横画面にしていただくと見やすいです。
アトランタ・ブレーブス。
『チーム再建5年目、そろそろ仕上げ段階へ』
2013年の地区優勝後、チームは再建モードに入りずっと負け越していましたが、今シーズンは勝ち越しもできるくらいに戦力が整ってきました。
ただ、地区優勝やプレーオフ進出にはまだ少し力不足。
経験を積むのと勝負にこだわるのと、両方の側面から戦うシーズンになりそうです。
レギュラーの野手陣は若くていいメンバーが揃ってきました。
ただ、フリーマン以外はややパワー不足か?ホームラン数はリーグ13位なのでこれは攻撃の課題ですね。
そして先発投手陣もまだまだ不安定です。
ローテーションに入れるか微妙ですがブラジル人の豪腕投手ルイス・ゴハラ(21)あたりが成長してくれば面白そう。
背番号 | ポジション | 名前 | 年齢 | 出身地 |
---|---|---|---|---|
63 | P | ジェシー・ビドル※ | 26 | ペンシルベニア州 |
36 | P | アーロン・ブレア | 25 | ネバダ州 |
57 | P | レックス・ブラザーズ | 30 | テネシー州 |
51 | P | シェーン・カール | 26 | カリフォルニア州 |
75 | P | グラント・デイトン(DL) | 30 | アラバマ州 |
26 | P | マイク・フォルティネビッチ | 26 | イリノイ州 |
39 | P | サム・フリーマン | 30 | テキサス州 |
54 | P | マックス・フリード※ | 24 | カリフォルニア州 |
53 | P | ルイス・ゴハラ | 21 | ブラジル |
56 | P | ジェイソン・ハーシュ※ | 26 | テキサス州 |
19 | P | スコット・カズミアー | 34 | テキサス州 |
68 | P | ジェイコブ・リンドレン | 25 | ミシシッピ州 |
32 | P | ブランドン・マカーシー | 34 | カリフォルニア州 |
66 | P | アダム・マクレアリー※ | 25 | カリフォルニア州 |
40 | P | AJ・ミンター | 24 | テキサス州 |
61 | P | アキール・モリス※ | 25 | ヴァージン諸島 |
30 | P | ピーター・モイラン | 39 | オーストラリア |
15 | P | ショーン・ニューカム | 24 | マサチューセッツ州 |
52 | P | ホセ・ラミレス | 28 | ドミニカ共和国 |
65 | P | リカルド・サンチェス※ | 20 | ベネズエラ |
50 | P | ルーカス・シムズ | 23 | ジョージア州 |
49 | P | フリオ・テラーン | 27 | コロンビア |
38 | P | アロディス・ビスカイーノ | 27 | ドミニカ共和国 |
46 | P | チェイス・ウィットリー | 28 | アラバマ州 |
58 | P | ダン・ウィンクラー | 28 | イリノイ州 |
45 | P | マット・ウィスラー | 25 | オハイオ州 |
25 | C | タイラー・フラワーズ | 32 | ジョージア州 |
8 | C | クリス・スチュワート | 36 | カリフォルニア州 |
24 | C | カート・スズキ | 34 | ハワイ州 |
1 | IF | オジー・アルビーズ | 21 | キュラソー |
17 | IF | ヨハン・カマーゴ | 24 | パナマ |
16 | IF | チャーリー・カルバーソン | 28 | ジョージア州 |
5 | IF | フレディ・フリーマン | 28 | カリフォルニア州 |
14 | IF | リオ・ルイーズ | 23 | カリフォルニア州 |
12 | IF | ライアン・シンフ※ | 29 | ルイジアナ州 |
7 | IF | ダンスビー・スワンソン | 24 | ジョージア州 |
18 | OF | レーン・アダムス | 28 | オクラホマ州 |
11 | OF | エンダー・インシアーテ | 27 | ベネズエラ |
22 | OF | ニック・マーケイキス | 34 | ニューヨーク州 |
20 | OF | プレストン・タッカー | 27 | フロリダ州 |
※はアクティブロースター外 |
プロスペクトの育成に取り組んできたのでロースターは若い選手が多く、これからの伸び代が期待できます。
そして、まだ40人枠には入っていませんが、超有望株の外野手ロナルド・アクーニャ(20)が今シーズンメジャーに昇格しそう。
今、ブレーブスに足りない破壊力を兼ね備えた選手なので、早めに見たいですね。
キーマンは先発投手陣ですね。
おそらく攻撃の数字はホームラン以外、リーグの上位にくると予想しています。なのでそこそこ得点は取れる。
あとはピッチャーがいかに踏ん張るか。そうすれば2013年シーズン以来の勝率5割以上も達成できるはずです。
マイアミ・マーリンズ。
『衝撃のファイヤーセールで大ブーイングも方向性は正しい』
デレク・ジーターがCEOに就任すると同時に、主力を一気に放出してチームは完全解体。
マイナーのチーム?と思うような戦力になってしまいました。これから少なくても5年くらいは低迷が続くでしょう。
ただし、これは仕方のないこと…地元ファンや、生け贄状態のスターリン・カストロはかわいそうだけど。
レギュラーメンバーですが、やっぱりカストロが可哀想すぎる!
世界一も狙えるチーム(ヤンキース)のレギュラーから最弱のチームへトレードですからね。年齢的にも一番脂ののっている時期に…。
期待できるとすればマーリンズ生え抜きのエースピッチャー、ホセ・ウレーナ(26)、内野手ブライアン・アンダーソン(24)と、イエリッチのトレードで獲得した外野手ルイス・ブリンソン(23)くらい。
まだ若いですからこれからのマーリンズとジーターCEOを支えてほしいです。
背番号 | ポジション | 名前 | 年齢 | 出身地 |
---|---|---|---|---|
22 | P | サンディ・アルカンタラ※ | 22 | ドミニカ共和国 |
46 | P | カイル・ベアクロウ | 27 | カリフォルニア州 |
54 | P | チェン・ウェイン | 32 | 台湾 |
61 | P | アダム・コンリー※ | 27 | ワシントン州 |
75 | P | ミゲル・デルポゾ※ | 25 | ドミニカ共和国 |
43 | P | オドリサマー・デスパイネ | 30 | キューバ |
49 | P | ブライアン・エリントン | 27 | フロリダ州 |
66 | P | ハーリン・ガルシア※ | 25 | ドミニカ共和国 |
77 | P | メランディ・ゴンザレス※ | 22 | ドミニカ共和国 |
53 | P | ブレット・グレーブス | 25 | ミズーリ州 |
72 | P | タイロン・ゲレーロ | 27 | コロンビア |
57 | P | エリーザー・ヘルナンデス | 22 | ベネズエラ |
78 | P | パブロ・ロペス※ | 22 | ベネズエラ |
70 | P | ジェームズ・ニーディー※ | 27 | カリフォルニア州 |
20 | P | ジャスティン・ニコリーノ | 26 | フロリダ州 |
50 | P | クリス・オグレディ | 27 | ニューヨーク州 |
76 | P | ディロン・ピーターズ※ | 25 | インディアナ州 |
31 | P | ケイレブ・スミス | 26 | テキサス州 |
71 | P | ドリュー・ステッケンライダー | 27 | ジョージア州 |
58 | P | ダン・ストレイリー | 29 | カリフォルニア州 |
25 | P | 田澤 純一 | 31 | 神奈川県 |
62 | P | ホセ・ウレーナ | 26 | ドミニカ共和国 |
64 | P | ニック・ウィグレン※ | 26 | カリフォルニア州 |
29 | P | ブレッド・ジーグラー | 38 | カンザス州 |
73 | C | オースティン・ノラ※ | 28 | ルイジアナ州 |
11 | C | JT・リアルミュート | 27 | オクラホマ州 |
18 | C | トーマス・テリーズ | 26 | ベネズエラ |
17 | C | チャド・ウォラック | 26 | カリフォルニア州 |
15 | IF | ブライアン・アンダーソン | 24 | オクラホマ州 |
41 | IF | ジャスティン・ボーア | 29 | ワシントンDC |
13 | IF | スターリン・カストロ | 28 | ドミニカ共和国 |
30 | IF | ギャレット・クーパー | 27 | カリフォルニア州 |
14 | IF | マーティン・プラド | 34 | ベネズエラ |
10 | IF | JT・ルドル | 26 | ケンタッキー州 |
19 | IF | ミゲル・ロハス | 29 | ベネズエラ |
9 | OF | ルイス・ブリンソン | 23 | フロリダ州 |
32 | OF | デレク・ディートリック | 28 | オハイオ州 |
74 | OF | ブラクストン・リー※ | 24 | ミシシッピ州 |
1 | OF | キャメロン・メイビン | 30 | ノースカロライナ州 |
34 | OF | マグネウリス・シエラ | 21 | ドミニカ共和国 |
※はアクティブロースター外 |
なぜジーターCEOがこのような大ファイヤーセールを敢行したか?
それは度重なる投手陣の不運にあります。
チームは8年連続で負け越していていましたので、それなりにドラフト上位で指名権を得ます。
このチームは外野トリオを中心に野手はまずまず強かったので、ドラフトでは投手を多く指名してきました。
しかし期待のドラフト指名投手が次々に故障等で離脱。マイナー組織ももっとも弱いチームになってしまったのです。
そして球界の至宝であったホセ・ヘルナンデスの不慮の事故死。
これでチームの選択肢は解体→再建しかなくなりました。
5年先、今のアストロズのように明るいチームになっているのを期待します。
キーマンはもちろんデレク・ジーターCEOです。
ニューヨーク・メッツ。
『黄金の先発投手陣復活があればプレーオフはギリギリ圏内』
2015年シーズン、ワールドシリーズまで進んだときは、これから数年ナショナルリーグはメッツの時代だ!っと感じた方も多いはずです。
若く勢いのある先発投手カルテットが大活躍しました。
しかし、その後は相次ぐ故障で、昨シーズンに至ってはジェイコブ・デグロム以外は満足に登板することさえできなかった。
黄金カルテットが復活し、2015シーズンの再来はあるでしょうか?
先発投手はその2015年カルテットにジェイソン・バルガスが加わりました。これは大きい!
故障なく、本来の力通りに投げることができれば、インディアンズ並みの先発投手陣になります。
対して野手陣はセスペデス、ブルース、フレイジャーの30代トリオのホームラン頼み感が否めません。
最低年棒とはいえ、今からエイドリアン・ゴンザレス…もう少し違う人選はなかったのでしょうか??
背番号 | ポジション | 名前 | 年齢 | 出身地 |
---|---|---|---|---|
62 | P | タイラー・ボシュラー※ | 24 | ジョージア州 |
63 | P | ジェルソン・バティスタ※ | 22 | ドミニカ共和国 |
39 | P | ジェリー・ブレビンス | 34 | テネシー州 |
43 | P | ジェイミー・キャラハン※ | 23 | サウスカロライナ州 |
48 | P | ジェイコブ・デグロム | 29 | フロリダ州 |
27 | P | ジューリス・ファミリア | 28 | ドミニカ共和国 |
64 | P | クリス・フレクセン※ | 23 | カリフォルニア州 |
65 | P | ロバート・グセルマン | 24 | カリフォルニア州 |
33 | P | マット・ハービー | 29 | コネティカット州 |
67 | P | セス・ルーゴ | 28 | ルイジアナ州 |
32 | P | スティーブン・マッツ | 26 | ニューヨーク州 |
68 | P | マルコス・モリーナ※ | 23 | ドミニカ共和国 |
50 | P | ラファエル・モンテロ | 27 | ドミニカ共和国 |
55 | P | コリー・オズワルト※ | 24 | カリフォルニア州 |
44 | P | AJ・ラモス | 31 | テキサス州 |
35 | P | ジェイコブ・レイム | 25 | ジョージア州 |
47 | P | ハンセル・ロブレス | 27 | ドミニカ共和国 |
51 | P | ポール・シーウォルド | 27 | ネバダ州 |
38 | P | アンソニー・スウォーザック | 32 | フロリダ州 |
34 | P | ノア・シンダーガード | 25 | テキサス州 |
40 | P | ジェイソン・バルガス | 35 | カリフォルニア州 |
45 | P | ザック・ウィーラー | 27 | ジョージア州 |
18 | C | トラビス・ダーノウ | 29 | カリフォルニア州 |
77 | C | トーマス・ニド | 23 | プエルトリコ |
26 | C | ケビン・プラウェッキ | 27 | イリノイ州 |
13 | IF | アズドゥルバル・カブレラ | 32 | ベネズエラ |
2 | IF | ギャビン・チェキーニ※ | 24 | ルイジアナ州 |
4 | IF | ウィルマー・フローレス | 26 | ベネズエラ |
21 | IF | トッド・フレイジャー | 32 | ニュージャージー州 |
23 | IF | エイドリアン・ゴンザレス | 35 | カリフォルニア州 |
60 | IF | ルイス・ギルモア※ | 23 | フロリダ州 |
7 | IF | ホセ・レイエス | 34 | ドミニカ共和国 |
54 | IF | TJ・リベラ(DL) | 29 | ニューヨーク州 |
1 | IF | アーメッド・ロサリオ | 22 | ドミニカ共和国 |
22 | IF | ドミニク・スミス | 22 | カリフォルニア州 |
5 | IF | デビッド・ライト | 35 | バージニア州 |
19 | OF | ジェイ・ブルース | 30 | テキサス州 |
52 | OF | ヨエニス・セスペデス | 32 | キューバ |
30 | OF | マイケル・コンフォート | 25 | ワシントン州 |
12 | OF | ホアン・ラガレス | 29 | ドミニカ共和国 |
9 | OF | ブランドン・ニモ | 25 | ワイオミング州 |
※はアクティブロースター外 |
すでにメジャーデビューしていますが、アーメッド・ロサリオ、ドミニク・スミスの両内野手はこれからのメッツ野手陣を牽引していく存在です。
しかし、そのほかにはあまり若手に目立つプレイヤーがいません。
マイナー組織にもこれは当てはまります。
やはり今シーズンは勝負していく年ですが、先発陣がシーズン通して健康で力通りの投球ができることが最低条件です。
それでもライバルナショナルズは強敵であり、+αなんらかの要素が出てこないと地区優勝までは厳しい。
キーマンは当然、先発投手カルテットです。
フィラデルフィア・フィリーズ。
『再建完了でダークホース的存在に』
2000年代強かったフィリーズがいよいよ浮上してくるかもしれません。
5年連続で負け越していますが、今年は最低勝ち越して、あわよくばワイルドカード争いを展開できる戦力になってきました。
なんといってもカブスを自由契約になっていたジェイク・アリエタを取ったのが大きい。
確かに年棒は高すぎる気はする(3年7500万$)少しずつ数字も落ちてきているが、ここ数年は怪我をしていないですからね。
年間ローテーションを守り、15勝くらいはしてくれると私は期待しています。
そしてインディアンズから強打者のカルロス・サンタナも加入。若者だらけの野手陣なので、こういう経験豊かなベテランの存在は大事です。
それ以外のレギュラーは本当に若く、まだ未知数なところもありますが、突如ブレイクする可能性も。
そうなったら東地区をかきまわす面白いチームです。
同地区のブレーブスと似ていますが、完成度はフィリーズが上ですね。
背番号 | ポジション | 名前 | 年齢 | 出身地 |
---|---|---|---|---|
63 | P | ドリュー・アンダーソン※ | 24 | ネバダ州 |
64 | P | ビクター・アラノ | 23 | メキシコ |
49 | P | ジェイク・アリエタ | 32 | ミシガン州 |
52 | P | ザック・カーティス | 25 | フロリダ州 |
65 | P | サランソニー・ドミンゲス※ | 23 | ドミニカ共和国 |
56 | P | ザック・エフリン | 23 | フロリダ州 |
48 | P | ジェラード・アイコフ | 27 | インディアナ州 |
57 | P | ルイス・ガルシア | 31 | ドミニカ共和国 |
40 | P | トミー・ハンター | 31 | インディアナ州 |
66 | P | フランクリン・キローム※ | 22 | ドミニカ共和国 |
31 | P | マーク・ライターJr. | 27 | フロリダ州 |
54 | P | ベン・ライブリー | 26 | フロリダ州 |
55 | P | ホビー・ミルナー | 27 | テキサス州 |
46 | P | アダム・モーガン | 28 | フロリダ州 |
50 | P | ヘクター・ネリース | 28 | ドミニカ共和国 |
93 | P | パット・ニーシェク | 37 | ウィスコンシン州 |
27 | P | アーロン・ノラ | 24 | ルイジアナ州 |
51 | P | リカルド・ピント※ | 24 | ベネズエラ |
43 | P | ニック・ピベッタ | 25 | カナダ |
61 | P | エデュブレイ・ラモス | 25 | ベネズエラ |
53 | P | ヤクセル・リオス※ | 24 | プエルトリコ |
70 | P | レンジャー・スアレス※ | 22 | ベネズエラ |
72 | P | ホセ・タバレス※ | 24 | ドミニカ共和国 |
44 | P | ジェイク・トンプソン | 24 | テキサス州 |
28 | P | ビンス・ベラスケス | 25 | カリフォルニア州 |
38 | C | ホルヘ・アルファロ | 24 | コロンビア |
15 | C | アンドリュー・ナップ | 26 | カリフォルニア州 |
29 | C | キャメロン・ラップ | 29 | テキサス州 |
2 | IF | JP・クロフォード | 23 | カリフォルニア州 |
7 | IF | マイケル・フランコ | 25 | ドミニカ共和国 |
16 | IF | セザー・ヘルナンデス | 27 | ベネズエラ |
41 | IF | カルロス・サンタナ | 31 | ドミニカ共和国 |
76 | IF | ヘスミュール・バレンティン | 23 | プエルトリコ |
23 | OF | アーロン・アルテール | 27 | ドイツ |
77 | OF | ディラン・カズンズ※ | 23 | アリゾナ州 |
18 | OF | ペドロ・フロリモン | 31 | ドミニカ共和国 |
37 | OF | オデュベル・ヘレーラ | 26 | ベネズエラ |
17 | OF | リース・ホスキンス | 25 | カリフォルニア州 |
24 | OF | ラモン・クイン | 24 | フロリダ州 |
5 | OF | ニック・ウィリアムズ | 24 | テキサス州 |
※アクティブロースター外 |
フィリーズはロースターだけでなく、その下のマイナーも面白いです。
特に、シクスト・サンチェス、アドニス・メディーナの両名はメジャーに上がって現状アリエタ頼みの投手陣を劇的に改善させる可能性も。
デビューはもう少し先かもしれませんが楽しみな存在です。
今シーズンはやはりジェイク・アリエタをキーマンにあげておきます。
彼がカブスにいた時のような活躍をすれば勝率5割越えはクリアすると思います。
サイヤング賞のようなことがあれば、それこそワイルドカードでプレーオフなんてことも(可能性は低いですが)
ワシントン・ナショナルズ。
『ワールドシリーズ制覇はラストチャンス?崖っぷちでのぞむシーズン』
ここ数シーズン、毎年のようにワールドチャンピオン候補になりますが、ディビジョンシリーズで全て敗退と、プレーオフで勝てない状態が続いています。
今シーズン、ワールドチャンピオンにならないと、チャンスはしばらくないかもしれません。
というのも、ブライス・ハーパー、ダニエル・マーフィー、ジオ・ゴンザレスがいずれもシーズン終了後にFAになります。
おそらくこの主力メンバーで戦えるのは今シーズンが最後でしょう。
完璧なバランスです。
よくぞここまでのメンバーを作り上げたなぁ。リゾーGMすごい!(そんなリゾーGMも契約ラストイヤー)
多少不安とすればキャッチャーくらいか。
主力が何人も怪我みたいなアクシデントがなければ、地区優勝はまず大丈夫でしょう。後半戦はプレーオフに向けての準備くらいに余裕残しで戦いたいですね。
背番号 | ポジション | 名前 | 年齢 | 出身地 |
---|---|---|---|---|
70 | P | オースティン・アダムス | 26 | フロリダ州 |
53 | P | ホワキン・ベノワ | 40 | ドミニカ共和国 |
22 | P | AJ・コール | 26 | フロリダ州 |
62 | P | ショーン・ドゥリトル | 31 | サウスダコタ州 |
23 | P | エリック・フェッド※ | 25 | ネバダ州 |
30 | P | コーダ・グラバー | 24 | オクラホマ州 |
47 | P | ジオ・ゴンザレス | 32 | フロリダ州 |
26 | P | トレバー・ゴット | 25 | ケンタッキー州 |
33 | P | マット・グレイス | 29 | カリフォルニア州 |
27 | P | ショーン・ケリー | 33 | ケンタッキー州 |
21 | P | ブランドン・キンツラー | 33 | ネバダ州 |
44 | P | ライアン・マドソン | 37 | カリフォルニア州 |
57 | P | タナー・ロアーク | 31 | イリノイ州 |
68 | P | ジェフリー・ロドリゲス | 24 | ドミニカ共和国 |
72 | P | エニー・ロメロ | 27 | ドミニカ共和国 |
41 | P | ジョー・ロス(DL) | 24 | カリフォルニア州 |
31 | P | マックス・シャーザー | 33 | ミズーリ州 |
36 | P | サミー・ソリース | 29 | ミネソタ州 |
37 | P | スティーブン・ストラスバーグ | 29 | カリフォルニア州 |
51 | P | ワンダー・スエロ※ | 26 | ドミニカ共和国 |
50 | P | オースティン・ボス※ | 25 | ワシントン州 |
29 | C | ペドロ・セベリーノ | 24 | ドミニカ共和国 |
32 | C | マット・ウィータース | 31 | サウスカロライナ州 |
15 | IF | マット・アダムス | 29 | ペンシルベニア州 |
1 | IF | ウィルマー・ディフォ | 25 | ドミニカ共和国 |
73 | IF | ケルビン・グティエレス | 23 | ドミニカ共和国 |
71 | IF | ホセ・マーモレヨス※ | 25 | ドミニカ共和国 |
20 | IF | ダニエル・マーフィー | 32 | フロリダ州 |
6 | IF | アンソニー・レンドーン | 27 | テキサス州 |
19 | IF | マット・レイノルズ | 27 | オクラホマ州 |
5 | IF | エイドリアン・サンチェス | 27 | ベネズエラ |
7 | IF | トレイ・ターナー | 24 | フロリダ州 |
11 | IF | ライアン・ジマーマン | 33 | ノースカロライナ州 |
9 | OF | ラファエル・バティスタ※ | 25 | ドミニカ共和国 |
2 | OF | アダム・イートン | 29 | オハイオ州 |
8 | OF | ブライアン・グッドウィン | 27 | ノースカロライナ州 |
34 | OF | ブライス・ハーパー | 25 | ネバダ州 |
12 | OF | ハウィ・ケンドリック | 34 | フロリダ州 |
16 | OF | ビクター・ロブレス※ | 20 | ドミニカ共和国 |
45 | OF | アンドリュー・スティーブソン | 23 | ルイジアナ州 |
3 | OF | マイケル・テイラー | 27 | フロリダ州 |
※アクティブロースター外 |
この強いレギュラー陣を作り上げたために、控えやマイナーは若干手薄です(尚更今年が大事)
ただし、すでにメジャーデビューしていますがビクター・ロブレスという選手はブライス・ハーパーがチームを去った後の核になりえる存在。
キーマンは投打の要の2人、マックス・シャーザーとブライス・ハーパーです。
この2人、スポーツマンとして素晴らしいんだけど、常に全力すぎるんですよね。
もちろん個人のタイトルなどもほしいでしょうが、地区優勝が濃厚になったら休んでプレーオフをピークにするようなことをしていいと思う。
イメージですけどプレーオフの頃、いつも疲れてる感が…。
ワールドシリーズ制覇を狙うなら、そういうことも必要なのでは?
まとめ。
地区優勝はナショナルズで堅いです。
ただ、昨シーズンのように『前半戦終了時で勝負あり』ほど楽勝にはならないはず。
特にメッツの先発陣が絶好調だった場合、そして成長著しいフィリーズは強敵になりえます。
ナショナルズとしては、いかに余裕を残してプレーオフにのぞめるかも大切です。
①ワシントン・ナショナルズ
②フィラデルフィア・フィリーズ
③アトランタ・ブレーブス
④ニューヨーク・メッツ
⑤マイアミ・マーリンズ
今回の記事は以上です。次回⑤はナショナルリーグ中部地区を展望します。
①アトランタ・ブレーブス90勝72敗
②ワシントン・ナショナルズ82勝80敗
③フィラデルフィア・フィリーズ80勝82敗
④ニューヨーク・メッツ77勝85敗
⑤マイアミ・マーリンズ63勝98敗
ブレーブスが見事に地区優勝!若手とベテランの融合で一気に躍進しました。投手陣がもう一段階上に行けば黄金時代到来もあるかもしれません。
ナショナルズは前半戦の故障者があまりに多く、8月で勝負を諦めましたね。
今後は衰退期に入りますのでチームの舵取りに注目です。
フィリーズは地区優勝争いもしていただけに9月の失速が残念です。打線の整備が今後の課題ですね。
ブレーブスとは数年ライバルになるでしょう。
メッツはジェイコブ・デグロムの獅子奮迅以外見せ場がないシーズンでした。デグロム10勝だけどサイ・ヤング賞どうかな?
マーリンズは楽に100敗するかと思いましたが意外と頑張りました。今後も焦らず投手の整備から。ジーターCEOの手腕に期待です。
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