ゲストハウス「事業計画書」の作り方(for 日本政策金融公庫)自分の事業を誰にでもわかるように伝えよう。

ゲストハウス「事業計画書」の作り方(for 日本政策金融公庫)自分の事業を誰にでもわかるように伝えよう。

宿屋開業を目指している、趣味ブロガー「おっさー」です。→https://twitter.com/ossaa_log

皆さんは事業計画書って作ったことはありますか?

私は会社員をやっていたので、上司の新規プロジェクトの手伝い程度ではありましたが、イチから作ったことはありませんでした。

しかし宿屋を経営する上で避けて通れない『融資』を受けるため、この度「事業計画書」を作成しました。

もちろん政策金融公庫から融資を受けるためが大前提なのですが「自分の事業計画を誰にでもわかるように伝える」

これがすごく大変だったけど、すごく楽しかった。

そこで、私の作った事業計画書の内容を紹介することにしました(一部ページは完全公開しています)

事業に対する想いを伝える。

まず最初の章では事業計画書を見てもらう方に、自分の想いを伝えるための構成にしました。

以下のような順番で書きました。

①経営者プロフィール

自分のプロフィールを簡単に(成人してから)です。

私は宿を経営するので過去に宿泊業に携わったことを強調して書きました。

②事業概要

事業計画書「事業概要」実際のページです。

何処でどのような事業をするのかです。

事業計画書を見る方がゲストハウスやホステルを知らない場合もあるので、そのことについても説明しました。

そして事業のコンセプトも書きました(↑の写真ではモザイクにさせてもらいました)

③事業をやろうと思った動機

なぜ宿屋なのか?その理由を書きました。熱が伝わるようにストレートに自分の言葉で書けばいいはずです。

④事業理念+ビジョン

事業理念とは「なぜこの事業を行うかという根本を示すもの」

ビジョンとは「理念に基づいて、どんな未来を実現したいか」

∼マンガでやさしくわかる事業計画書より

事業を起こそうと思ったら『どうユーザーの役に立つか?世の中の役に立つか?』を考えてスタートするべきです。

事業理念がないと「お金さえ儲けられれば」と誤った事もやりかねません。

事業で悩んだ時でも、きっとこれを大切にしていればなんとかなるはずです。

シンプルにわかりやすい言葉で書きました。

⑤施設の写真と間取り図(現状)

私の場合は物件は既に決まっていますので、その物件の改修前(現状)の写真(外観・内装)と間取り図を載せました。

⑥改修後のイメージと間取り図

「こんな感じの内装や外観にしたい」というイメージ写真を探して載せました。

間取り図はこの部屋はドミトリーに、この部屋は個室にみたいなことを記載しました。

市場調査をして、その事業が成り立つのかを伝える。

この章では市場調査に基づき、その事業がやっていけるのかを伝える構成にしました。

先に章で伝えた想いをデータとして示し、事業性があること証明しなければなりません。

以下のような順番で書きました。

①宿の立地について

事業計画書「立地」実際のページです。

有店舗での事業をやる場合、どんな事業でも立地は重要なポイントです。

私の場合は需要はあるのに供給が少なく、魅力的な宿を作れば伸び代があることを書いています。

また外国人旅行者の取り込みが課題だということも付け足しています。

②ターゲット顧客層とニーズ、想定顧客数ついて

①の観光統計の結果から、どのような客層を狙うかを明確にします。

例えば「日本人旅行者なのか海外からの旅行なのか?」「男性なのか女性なのか?」「年齢層は?」「趣味は?」などなど、いろんなセグメントに分けて顧客層を想定していきます。

そして、その想定した顧客にどのようなニーズがあるか?例えば「宿は安ければいいのか?」「清潔さなのか?」「つながりを求めているのか?」「周辺情報が聞きたいのか?」みたいな感じです。

さらにその想定顧客はどのくらいの人数がいるのかです。

③マーケティングプラン

4P⇒商品・サービス(product)価格(price)場所・流通(place)プロモーション(promotion)

に基づいた戦略をたてます。

product=宿屋ですので、どのような宿にするかです。部屋の構成や定員、食事の有無などです。

price=販売価格を決めます。私の場合は食事提供はしないので宿泊代のみですが、食事付きにするなら、その価格もある程度決めておきます。

place=販売するチャネルを決めます。自社のHPなのかOTAに出すならばどこにするか?電話予約は受けるのか?などです。

promotion=どうやって認知してもらうかです。口コミに頼るのか?SNSで投稿しまくるのか?

ちなみにこのブログも当初はプロモーション戦略の一環としてスタートさせましたが、今では完全にブログ=趣味になっていますw

④競合と重要成功要因

伊勢市駅周辺には私の知り得る限り、現在3軒のゲストハウスがあります(1件は改装工事で休業中)その3軒との比較です。ちなみに3軒とも宿泊したことがあります。

ただし、伊勢市の場合は伊勢神宮参拝者の宿泊者数を増やしたり、外国人旅行者を取り込んだりと現状パイを増やすことが先決なので、競合というより同士と勝手に思っています。

なので各施設の成功要因(ストロングポイント)を書きました。そして各施設と重複しないようなストロングポイントを考えました。

⑤アクションプラン

導入期→拡大期→発展期にわけ、その段階での人員計画、戦略等を書きました。

⑥リスクとその対応策について

起こるかもしれないネガティヴな要因をあげ、その対応策についてです。

私が現在想定していることは「人員が足りない」「ネガティヴユーザーの口コミ」「予約トラブル」などです。

収支計画を作り、事業を数値化する。

この章では事業を運営する上で、どれくらいの収入があり、またどのくらいの支出があるのかを実際に数値でシミレーションします。

そのために、まず「損益計算書」を作成します。

そして、現金の出入りを見る「キャッシュフロー」表も必要です。

事業は赤字でも倒産はしませんが、現金が払えなくなると倒産します。

会計に全く携わったことがないとかなり大変ですが、この収支計画が借入OKをもらう最も重要な項目になりますので頑張って作成してください!

作成するツールとしては…

↑がとてもオススメです。

事業計画書作成全般がわかりわすく漫画で解説されていて、収支計画表のテンプレートをダウンロードができ、数値を入力するだけで基本は完成できます。

ただし小売業用のテンプレートになっているので、経費の項目についてはやや足りませんので↓を参考にされるといいです。

→ゲストハウスクリエーターズノート「事業計画書」

金沢でゲストハウス4軒を経営されている吉岡さんのサイトですが、ゲストハウス運営について参考になることだらけです。

ちなみに私は商業科の高校を出ていますので、財務表を作るのは結構得意です。

困ったことがあればSNSやコメントで遠慮なく質問してください。

終わりに。

最終ページに「開業までのスケジュール」をつけて事業計画書は完成しました。

計23ページで、作成に約一週間かかりました(特に私は市場調査が大変でした)

大前提は政策金融公庫からの融資を受けるためのものですが、作ってよかったなぁと感じています。

○思考が整理できる。
○好きと関心がわかる
○インプット&アウトプットの勉強になる

あれブログと同じじゃんw

ともあれ事業計画書が完成しましたが、事業計画書自体は作成の完全な決まりはありませんので千差万別です。

事業の思いを伝える→市場調査をする→収支計画

この記載があれば、細かい中身は各自の個性です。

これからゲストハウスの事業計画書を書く(他業種でも)参考になれば幸いです。







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