便利さとは誰かの犠牲の上に成り立っているということ。

便利さとは誰かの犠牲の上に成り立っているということ。

宿屋開業準備中で、最近は三重⇔千葉の二重拠点生活をしています、趣味ブロガー「おっさー」です。→https://twitter.com/ossaa_log

さて、私は2013年から2017年、移住地探しのために地方を転々として生活していたのですが、その時に驚いたことがありました。

それは、本当に地方は若い人が少ないということ…東京では若者がメインユーザーであろう某ファーストフードのチェーンなどもお年寄りだらけ!

『みんな高校を卒業するあたりで都会へ出てしまうんだろうなぁ(都会には若い子はたくさんいるだろう)』そんな事を感じました。

そして最近、約6年ぶりに東京で仕事(バイト)を始めたのですが、ここでも驚いた事がありました。

東京のど真ん中でさえ、働いているのは昼はシニアや主婦層が多く、夕方からは外国人ばかり…一体日本人の若者はどこに行ってしまったのか?

超高齢化社会とは言葉こそ良く聞きますが、実感として感じたのは初めてかもしれません。

超高齢化+少子化、それに伴う労働力の減少。このままでは、この国は滅んでしまうのではないか?

そんな、なんとも言えない恐怖を覚えました。

今回は、この超高齢化社会+少子化問題に、これから私たちがすべき事を考えてみました。

鍵になるのはサービスを受ける側の意識です。

「そのサービス、本当に必要ですか?」

高齢化は避けられないが、少子化は改善できる可能性がごく僅かだがある。

ニュースなどを見ていると『少子高齢化』という言葉をよく耳にしますが、この高齢化と少子化は全くの別物です。

高齢化は言葉の通り高齢者が増えるという事(現状65歳以上を高齢者としています)

この高齢化は避けようがありません。だって第一次ベビーブームが起きた1950年前後生まれの世代の占める割合が多いですからね。

私の両親もその世代ですが父は4人兄弟で母は3人兄弟。現代での感覚では大家族ですが、当時とすれば当たり前でむしろ兄弟は少ない方だったそうです。

日本人の平均寿命は伸びる一方なので、高齢化を避けるというのは無理なことなのです。

考えなければならないのは少子化(もっと言えば高齢化率)の方。

現在、日本の女性が生涯で出産する人数(合計特殊出生率といいます)は1.44人です。当然人間は小数点にできませんから、これが2以上にならないと人口は減っていき、どんどんお年寄り大国が巨大化していきます。

では、なんでこんなにも子供が生まれない世の中になってしまったのでしょうか?

これから合計特殊出生率を上昇させることは可能なのでしょうか?

問題は二つ。この二つをクリアできて初めて可能性が僅かにあると言えます。

まず一つはお金の問題です。とにかく子供を育てるのにはお金がかかりすぎること。

幼稚園から大学まで全て公立だとしても3000万円近くかかるそうです。

↓のサイトで子育ての費用を詳しく載せてくれています。

二つ目の理由が時間がない事。

長時間労働が当たり前だったこの国は、お金にある程度余裕がある家庭でも2人以上も子供の世話が忙しすぎて難しいのです。

この二つ目の時間がないこと(長時間労働)について次の項から掘り下げていきます(お金の話はまた別の機会に書きます)

便利すぎるサービスに慣れてしまったがゆえのジレンマ。

仕事をしている(雇用されている)皆さん、忙しいですか?

忙しいと感じている方、もう少し時間に余裕がほしいと思いますか?

ほしいと思っているのでいれば、便利なこと(サービス)から少しずつ脱却することをオススメします。

一見、矛盾する話しに感じるかもしれないですが、日本の過剰すぎる便利なサービスこそ長時間労働・忙しない日々の根源だと私は思っています。

政府は「働き方改革」なる事を進めていますが、そんな事よりも簡単で時間がかからないのが、ユーザーであるこの記事を読んでくれているあなたの意識改革です。

この記事のタイトルにもしましたが、便利さとは誰かの犠牲の上に成り立っている事』を考えたことがありますか?

その犠牲を、みんなで少しずつ小さくしていく事が、結果として一人一人の余裕に繋がるのは間違いありません。

では私が考える、便利なことからの脱却案を次の項から書いていきます。

24時間営業を利用しない。

コンビニ、スーパー、ファミレス‥etc、まぁ、24時間あいている店の多いこと!(特に都市部)

10代・20代の方は信じられないかもしれませんが、私が小学生だった30年前は24時間営業なんて店は、ほぼ存在しませんでした。

例えばですが、次の日に学校で筆ペンが必要だとして、前日の夜に気がついても諦めて先生に怒られるしか手段はなかったわけです。

怠慢すれば(筆ペンを用意するのを忘れる)=罰を受ける(先生に怒られる)だったのが30年前。

それが今日では、夜中の0時に『あ、筆ペン!』と思い出してもコンビニに行けれさえすれば手に入ってしまう。

でもちょっと考えてみると、それはユーザー側のワガママであって、日中に用意できなかったのか?もっと言えば、前日以前に用意しておけばいいだけのことです。

そのようなユーザーの小さなワガママの積み重ねに、各社が応えようとした結果が24時間営業であり、それに伴う従業員の労働時間の長時間化が当たり前になっていたのが、つい最近までの日本でした。

個人個人がこのワガママを少しずつ我慢すれば、24時間営業の意味が薄くなり、結果としてそこに関係する人々の労働時間が短くなるんです(数年後は定休日を各社コンビニやスーパーも設けるべき)

私はこの事に気がついてから、夜中の0時∼朝7時の間に買い物をする事をやめました。

深夜のコンビニで買い物…『その買い物はいま絶対に必要な物なのでしょうか?日中や前日に用意できなかったのでしょうか?」

即日配達を利用しない+再配達をさせない。

私はAmazonが大好きです。生鮮食品以外はほとんどAmazonで購入していると言ってもいいくらいです。

ただし、一つだけ改善をお願いしたいことがあります。

それは配達が早すぎること!

一週間後に使いたいものをポチッとすれば、そんなに早くなくて良いのに、まず2日以内には我が家に届きます。

でも日付指定するには料金がかかる…プライム会員になれば日付指定無料なので、今年からプライム会員になりました(月額¥400)

この配達時間の早さはテクノロジーの進歩+物流センターで働く人々や、クロネコヤマトをはじめとする配達各社の努力のおかげです。

実際に私もAmazonの物流センターで昔バイトをしたことがありますが、凄まじい忙しさでした(現在は機械化が進み同じ状況とは思いませんが)

このようなAmazonをはじめとするネットショップは、これからますます拡大していくでしょう。

それには私も大賛成ですが、ユーザー側ができる限り日時に余裕を持ってオーダーをし、日付指定をして再配達をなくす努力をしていく必要があります。

約束した日時に友人が現れず、「あ、ごめん忘れてたから明日にして」と言われたらどう思いますか?

ヤマトさんはそれを文句も言わずに無料でやってくれているのです。

細かすぎる時間に対する感覚を見直す。

この春から私は宿屋の準備で三重県⇔千葉県を行き来して生活していますが、千葉にいる時はバイトをしています。

それは某飲食店のデリバリーサービスなのですが、そのバイトをしていて気がついたことがあります。

それは『日本人の遅刻に対する異常なまでの感覚』です。

デリバリーは基本のお届け時間が設定されていて、オーダー時にお客様もそれがわかります(何時何分までにお届けにあがりますと伝えられる)

しかし、天候や道路状況により5∼10分遅れてしまうことは、結構な頻度で起こります。

その際は、間に合わないと踏んだ時点でドライバーからお客様に連絡を入れるのですが、まぁその際に怒る人の多いこと…。

もちろんバイト中は「申し訳ありません」と平謝りしますが、ここでは本音を言わせていただきます。

『そのたった5分であなたの人生はそんなに変わるのですか?』

他にも、東京で電車に乗ると、僅か2.3分の遅れでも車掌や駅員から「お急ぎのところ電車遅れまして、申し訳ありません」とアナウンスが入ります。

『いや、そんくらいいいよ』私は思いますけどね。

正確な時間管理は確かに素晴らしいことです。

けれど、行きすぎてしまうと窮屈で、みんなが時間ピッタリに動くことが当たり前になってしまう。

この正確さを提供するのにも、多くの人の努力や犠牲を払っている事を忘れてはいけません。

これから私たちがするべきこと。

ここまで便利すぎるサービスを幾つか取り上げてみました。

結果的にユーザーの過度な欲求→それに応えるための各企業の長時間労働の常態化→忙しさゆえの少子化。

というのが、近代の日本の構造でした。

政府は長時間労働の是正のために『働き方改革』を進めていますが、肝心のユーザーの意識が変わらなくては改革のスピードはあがらないでしょう。

まずはユーザーが過度なサービスを期待しない→各企業の長時間労働の見直し→時間的ゆとりができる。

という構造にしていくべきです。

長時間労働の是正無くして合計特殊出生率の向上は絶対にありません。

このまま、少子化が同じペースで進めばこの国は滅ぶ(かも?)

そのくらいの緊急事態なのです。

少子化はすぐには改善しません。効果を出すためには大変な労力と時間が必要です。

ダイエットと同じで日々の姿では効果がわかりにくいことも、また然り。

この記事を読んでくれた方1人1人の意識が少しでも脱便利すぎるサービスにシフトし、また少しでも時間のゆとりが持てるようになれば幸いです。

今回は以上になります。







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