宿泊施設で募集しているボランティアスタッフ(フリアコ)について考えてみた。

宿泊施設で募集しているボランティアスタッフ(フリアコ)について考えてみた。

宿屋オーナーの趣味ブロガー「おっさー」です。

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先日、某ゲストハウスを既に経営されている友人から

「おっさーさんはスタッフ雇わないんでしょ?ボランティアも?」

と聞かれたので、即答しました。

「ボランティア(フリアコ)は論外」

では、なぜボランティア(フリアコ)が論外なのか?この記事で書くことにしました。

お断りしておきますが、私の言うボランティアとは普通のレギュラー従業員と同じように働き、かつ長期的な方のことです。

単発のフリアコは私自身もしたことがありますし、私の宿でもやりたい方がいればお願いするつもりです。

ゲストハウスや宿泊施設のボランティア(フリアコ)とは?

宿泊施設が宿泊代(食事)を無料にする代わりに、日々のルーティーンワーク(主に清掃やチェックイン業務)を手伝ってもらう事。

宿泊施設側も、手伝う側も、基本的に金銭のやりとりがありません。

雑な言い方をすれば、『寝床(ゴハンも)提供するから、無給で手伝ってね!』

と言うことです。

宿泊施設側からすれば日々のルーティーンワークを無給で軽減できます。

手伝う側からすれば、滞在費がかからずにその土地を見たり観光できたり、そして宿の手伝いを通してゲストと交流ができたりと、双方メリットがあります。

実際、現在も多くの宿でボランティアの募集をしていますし、私が宿泊したいくつかのゲストハウスでもボランティア(と思われる)の方が働いていました。

あまりに安易なボランティアを募集する宿がある現実。

●やってほしいこと
≪清掃スタッフ≫
客室清掃、ベッドメイキング
水回り・共有スペース清掃
チェックイン準備他

宿直/フロント業務
レイトチェックイン対応
夜間緊急時対応
*対応がない時は仮眠OK
チェックイン対応

●こんな職場(職場の雰囲気、年齢層、従業員数、文化など)
20代~30代中心の楽しく働きやすい環境です!!

英語を学びたい人、英語力をキープしたい人など楽しみながら働けます

●給与
なし

●勤務時間
≪清掃≫
9時位から15時位まで
チェックアウトの状況によります

≪宿直の場合≫
22:00~翌8:00位まで

その他のお仕事は、その都度お願いします

●休日・休暇
週2日位(シフト制)

●待遇
客室のドミトリーのひとつを使って頂きます
その他の館内施設は自由に利用可能です
Wifi無料

美味しいまかない付き(昼・夜)

●必要な資格・条件
日常会話レベルの英語ができる人
元気で、人と話すのが好きな人
きれい好きな人

↑某ゲストハウスの実際のボランティアの求人ですが、これを見てどう思うでしょうか??

一般の社員やアルバイトの募集じゃないですよ・・ボランティアの募集です。

ほとんどフルタイムに近い(宿直あるし)。

『ボランティアにどんだけ望むんだよ」って感じです。

非常に残念ではありますが、上記のような『黒い雰囲気』のするボランティアの募集をしている宿泊施設が、全国にはゴロゴロあります。

何故、ボランティアなの?と問いたい。

前項で取り上げたようなボランティア求人をしている宿に問いたい「何故、ボランティア募集なのでしょうか?」

例であげた求人内容を時給¥1000でアルバイトとして雇った場合、

日勤6時間x18日=108時間(¥108000)

夜勤9時間x4日=36時間(¥42000)

合計108000+42000=¥150.000

ザックリとですが1人あたり15万円くらいの人件費がかかる計算になります。

15万円の人件費を捻出できない宿は、そもそもボランティアありきで運営計画を立てたのでしょうか?

でしたら計画がザルすぎると言わざるを得ない。

ワンオペや身内で運営できるところまで縮小し、見直すべきです。

逆に15万円の人件費は捻出できるのにボランティアを募集している宿は何故でしょうか?(理由を知りたいです)

あくまで私の印象ですが、このパターンの宿が多い気がしました。

働いてくれた人をネクストステージへ連れて行ってあげれるか?

私は、別に全ての長期レギュラーボランティアを否定しているわけではありません。

鍵になるのは、働いてくれた人をネクストステージへ連れて行ってあげれるかどうか。

例えばですが、離島のゲストハウスで、宿のルーティーンワークではなく島のツアーや海のアクテビティの運営をボランティアに任せている宿がありました。

もちろん資格がいるものは取得してからです。

これって働き手からしてもネクストステージに繋がる可能性を秘めた素敵なボランティアですよね。

ゲストハウスをはじめとする宿泊施設で働く・・確かにいい経験はできるかもしれません。

でもね、宿で働くくらいの経験だったら別にボランティアじゃなくたってできます!

今の私では、ネクストステージへ連れて行ってあげることはできない。

ですので冒頭に戻りますが、私は長期のレギュラーボランティアを「論外」と表現したのです。

ボランティアを募集する宿泊施設側も、応募するボランティア側も、今一度考えてみてください。

『雇用は人生を切り売りすること』です。

その求人はボランティア募集で大丈夫ですか? ネクストステージへ連れて行ってあげれますか?

あなたの貴重な人生の一部をボランティアに費やして大丈夫ですか? ネクストステージが見えますか?

今回は宿泊施設のボランティアについて考えてみました。記事は以上です。







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