Airbnbのグレー民泊一斉削除‥住宅宿泊事業法(民泊新法)を考えてみた。

Airbnbのグレー民泊一斉削除‥住宅宿泊事業法(民泊新法)を考えてみた。

三重県伊勢市で、宿屋開業準備中の趣味ブロガー「おっさー」です。→https://twitter.com/ossaa_log

さて、今回は私のようなこれから宿泊業をする人や、既に開業している方には大きな話題になっている住宅宿泊事業法(民泊新法)についてです。

2018/6/7にAirbnbが民泊新法の届出をしていないホスト(いわゆるグレー民泊)を削除するとともに、既にその未届けホストに宿泊予約をしていた旅行者の予約をキャンセルするという、衝撃的なニュースが出ました。

⇓以下はAirbnbのプレス文書です。

これにより、多くの旅行者が予定の変更などを余儀なくされてしまう訳で、ネット上ではかなり否定的な意見が多いように感じました。


…と、プロ無職でインフルエンサーの「るってぃ」さんも怒っていますし、


…法律家の水野さんもヒドイと(多分Airbnbに対して)言っていますね。

確かにこの間にキャンセルを喰らった旅行者は気の毒としか言えません。

しかしながら、観光庁やAirbnbが全て「クソ」と片付けてしまうのは、ちょっと違うと思うので今回は民泊新法のことを中心に、最後は宿泊業全体のことを改めて考えてみました。

宿泊業をやる立場から言わしていただくと。

今回のAirbnbのグレー民泊の削除に関しては、『然るべき対応だった』と評価します。

まず大前提として、人からお金を貰って宿泊させるには、これまで旅館業の営業許可が必要でした。

私のように個人で開業する場合は、この旅館業の営業許可を取るために…3年間自己資金を貯め→金融機関から借り入れをし→11ヶ月かけて物件を探し→9ヶ月かけて工事(いまココ)→営業許可申請→開業。

と、相応の労力を使っています(楽しいけどw)

でも、グレー民泊はというと、「よしゃ、使ってない部屋あるし貸しちゃえ」とか「条件の良さそうな物件借りて、又貸ししちゃえ」ってこと。

Airbnbに登録さえすれば、それができてしまっていたのです。

だから、これまで私はAirbnbをゲストとして使ったことはありません。上記のようにグレー民泊を横行させる企業として嫌いでした。

しかし、今回の大規模削除でちょっと見直しました(補填の件も含め)

誤解のないように書いておきますが、私は民泊制度そのものについては賛成です。

ビジネスとして成り立つように180日の営業制限は撤廃してもいいと思う。

ただし人から報酬をもらい宿泊させるのですから安全性は絶対!!

ここだけは観光庁始め、各都道府県や自治体にしっかりと監督してほしいです。

観光庁の民泊新法について。

今回のこの民泊新法施行に伴う、AIrbnbのグレー民泊削除&強制キャンセルは観光庁による指導のもとです。

ですので、ネット上でも観光庁に向けた批判が多いように感じました。

法律違反とはいえ、もう少し柔軟な対応や、予告をするべきだとは思いましたね。

ユーザーからしたらたまったもんじゃない­…。

そもそも、外国人旅行者の急増で宿泊ニーズを満たすための民泊サービス。

その民泊の普及のために作られた法律なのに、ビジネス目的としては縛りがキツく参入のメリットがうすいです。

⇓こちらで民泊制度の説明をしてくれていますので、興味のある方はご覧になってください(予想以上に届け出たいへん)

言い方が正しいかわかりませんが、趣味としてなら楽しいかも?って感じです。

もちろん精神的な楽しみで民泊に参入する人もいるでしょうが、やはり大多数の人は稼ぐことを目的としたいはずです。

これで依然として増える、外国人旅行者の宿を確保することはできるのでしょうか?疑問です。

ちなみに今回のAirbnbのグレー民泊削除で消えた施設数は、約48000。

年間宿泊者数にすると3500万人以上のマイナスキャパと予想されるそうです。

これからの宿泊業全体は?

民泊新法が2018/6/15から施行され、旅行者は従来のホテル、旅館、簡易宿所に加え+合法民泊もチョイスできるようになります。

東京や大阪、京都といった場所は今回のグレー民泊削除の影響で、繁忙期は”宿ロス”が起こるかもしれません(京都は大丈夫かな)

そして訪日外国人は、まだまだ増えるでしょう。

これだけで見ると合法で経営している宿泊業って儲かりそう!!と思えそうですが、果たしてそう簡単なのか??

業界的には引き続き追い風の状態と言えますが、私は成功している(する)宿について、こう思うんですよね。

まず人材がいること(またはワンオペor身内のみでできる)、

そして宿そのものに価値があること(価値を高める政策をしていること)、

さらにゲスト1人1人に降りていっていること、

最後に経営者やスタッフが楽しんでいること。

簡単なようでなかなかね…。これができている宿ってそう多くない。

できている宿は、ゲストからするとまた泊まってみたくなりますし、もちろん経済的な潤いもきっと手にしているはずです。

民泊新法の施行直前で起きたドタバタ。Airbnbをはじめとする仲介業者は苦渋の決断だった思います。

宿泊業にたずさわる1人して、今回の件で旅行の変更を余儀なくされた方には、なんだか申しわけなく感じる次第です。

これで今回の記事は以上になります。







コメントを残す