二条城の舗装化!!私がこれに賛成する2つの理由。
「こんにちは!」
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いきなりですが、↓↓「こちらのニュースをご存知でしょうか?」
はい。世界遺産でもある京都市にある”二条城”、の砂利の庭園が舗装される方針に!
「私、二条城好きですよ」トータル6.7回は行ってるんじゃないかなぁ・・。
それを踏まえた上で言わせていただきます!
「やるじゃんか!二条城。そして京都市!」
でも、ネット上ではめちゃくちゃ舗装化不評みたいで、市議会議員の方もツイッターで反論していますね。
【二条城】観光地にもバリアフリーは必要なのだろうが、私は二条城の砂利道舗装は反対だ。バリアフリーにするにしても別の方法を模索すべき。砂利道自体にも文化的価値がある。不便も含めて、歴史的価値であり文化だ。文化に快適性を求めることはかえって非合理的。https://t.co/a6VGlDIqOj
— 大津 裕太(京都市会議員) (@yuta_otsu) 2019年2月8日
まぁ、反対している方の意見は、ご最もなんですが先ほどの通り私は賛成。
「じゃあ、なんで賛成なのか?」
1,観光弱者の視点からみて明らかに舗装の方が優しい
2,歴史あるものを守るという本質
理由はこの2点です。
以下から詳しく書いていきますね。
砂利道を車椅子やベビーカーで進むのはめちゃくちゃきつい!
私、二条城と同じく砂利道の伊勢神宮(内宮)にベビーカーでお参りする友人に付き添ったことがあるんですが(ベビーカー押し係)・・
「めちゃくちゃキツかったです!!」
伊勢神宮の場合、入口からお参りして戻ってくると1.5kmくらい。
二条城はぐるりと庭園を回ると1.8kmあるそうです。
ベビーカーで二条城に行きたくても1.8km砂利道・・正直躊躇してしまいますね。
経験したから言えますが、夏とかホント死にかけます。
もちろん観光弱者視点でのみ、この問題を改善するなら一部だけ舗装にするとか、砂利道対応の車椅子をたくさん用意するという方法もありますけれどね。
それと冒頭にリンクを貼った読売新聞が、見出しに「訪日外国人のため」みたいに書いちゃったからおかしな事になってますが、それは理由のほんの一つに過ぎないと思いますよ。
↓↓のような意見が多くみられました・・
馬鹿じゃないの!?!?
ほんまに信じられない…
いちいちなんでそんな外国人に合わせなきゃいけないの
「おもてなし」ってそういうことじゃないと思うけど。
郷に入っては郷に従えでしょ…
信じられん
https://t.co/4liHX3XWEd— しかせんべい (@ram_daisy) 2019年2月7日
文化財を守るってどういう事だろう??
先ほどの書いたように「なぜ貴重な文化(財)を!」という意見が大変多かったです。
↓↓ブラマヨの吉田さんも・・
土に戻すならわかる。世界遺産が歩きにくいなら、「そこでも歩きやすい靴を貸す」とかじゃないとおかしい。:二条城の砂利道舗装へ、訪日客歩きやすく…京都 : 地域 : 読売新聞オンライン https://t.co/F9vEb5KiuR
— ブラマヨ吉田 (@bmyoshida) 2019年2月8日
でもね、「文化財を守るってどういう事だろう?」って思っちゃったんです。
そこで二条城の歴史を調べてみました(家康さんが建てて以降です、それまでに建てられた旧二条城は除外)
長いのですごーく簡略的にまとめると・・
また家康さんと豊臣秀頼さんとの会見場、さらに軍事の拠点としても使用された。
1867年徳川慶喜さんにより大政奉還が行われた場所。
1884年宮内省(現宮内庁)の所管になる。この時、土であった路面が現在のような砂利になった。
近代においては儀式など饗宴場として使用されていた。
1994年世界遺産に登録される。
現代においては京都を代表する観光スポットの一つ。
はい。すごく簡単にですが二条城の歴史でした。
ここからは私の想像なんですが、そもそも家康さんは建てる時
『よっしゃー、後世に残るような文化財にしたろう!』なんて思って二条城を建てたんですかね?
多分『安心して(敵に襲われないように)滞在できる豪華な宿を作ろう!』と思って建てたんじゃぁないかと思うのですよ。
だから城内は”鶯張り”(歩くとキュッて鳴る床)のような、特徴的な作りが施されてるけど、別に庭の路面素材はなんでもよかったんじゃぁないかな。
要はデザイン。
なので路面素材を変える=二条城の軸を変えるには当たらないと思う・・。
その後明治時代に宮内省管轄になり、メインの使用目的が儀式などの式典に。
そこで、土だとぬかるんだり靴が汚れたりするから砂利に変更されたと思うのです。
で、現代はメインの使用目的は観光ですよね。
観光する人に優しい仕様に変更するのは当然だと思う。
観光にくる人は『二条城に行った』という体験や『二条城の景観』なんかを楽しみに訪れるわけです。
砂利を舗装に変えてしまうのですから、少なからず景観の変化はあるでしょう・・
でも「この舗装案のデザインする人って国内でも屈指の庭師さんチームとかじゃないの?」
そんなダサくなるかなぁ? むしろカッコよくなるのでは?
「そのままの形を全く変えないことより、軸は変えず時代にあった仕様に変更して、より美しいものを目指す」
私はこの方が文化(財)を守ってると思うわけです。
建物は在るだけ、変わるのは人の心。
ここまで京都の二条城の舗装の事について書いてきました。
二条城に限らず、形あるものは何もしなければいつかは朽ちます(今回の件は仕様変更ですが)
その時その時代の目的にあった、修繕や変更が必要です。
世界遺産や国宝クラスの文化財は、その国屈指のチームで修繕にあたるはずですので、おかしな事になる確率はまずないでしょう。
美しい建物はいつもそこに在るだけです。変わるのはそれを見る人の心。
ちなみに私、混雑を嫌ってここ3年くらい京都行ってませんが、もし二条城の舗装が完全決定したら変更前と変更後と必ず見に行きます!
”あなた”はこの二条城の舗装賛成ですか?反対ですか?
今回の記事はこれで終わりです。
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