2017夏の甲子園終了。高校野球は送りバントが少なくなればもっと面白いのに。

2017夏の甲子園終了。高校野球は送りバントが少なくなればもっと面白いのに。

2017夏の甲子園が終わりましたね。

今年は花咲徳栄高校が優勝しました。

やっぱり高校野球は楽しいですが、どうしても腑に落ちないことがあります。

なんで高校野球はあんなに送りバントが多いのでしょう?

今回は送りバントについて考えてみた記事です。

基本的に送りバントは愚策です。

野球というスポーツは27のアウトを取った時に得点が多い方が勝つスポーツです。

逆にいうと27のアウトを取られなければ永遠に負けないスポーツでもあります(コールドなどを除き)

これ重要ですよ!

その1/27のアウトを敵にプレゼントしてまで送りバントをする必要があるのでしょうか?

確率から考えてみる。

•「ノーアウト1塁」の状況で

→送りバントした時の得点率は38%

→普通に打たせた時の得点率は38%

•「ワンアウト1塁」の状況で

→送りバントした時の得点率は24.5%

→普通に打たせた時の得点率は32.8%

1点を取りたいがための策なのに、上記データだけでも1塁ランナーだけ出塁のシュチュエーションでは送りバントは得点確率が悪いことがわかると思います。

では、なぜ1塁ランナーのみ出塁の状況で、当たり前のように送りバントを指示する監督や、それについてなんも言わない野球解説者が多いのか?

おそらくは3割バッターでもヒットを打つ確率は1/3。

なのでヒットで1塁に出ればその後の打者はアウト(最悪ダブルプレー)の確率が高い。(3割バッターを並べても理論上、連打は9%、3連打は2.7%)

なので出塁したランナーを大事に1点ずつ積み重ねて、9回の攻撃で合計5点くらい取れたらOKみたいな思考に陥るのではないか?

確かに打率3割打者が、平均的に3回に1回ヒットを打つのであれば、この作戦は正解。(全員3割打者でも、綺麗に3回に1回シングルヒットしか出なければ野球はずっと得点が入らないから)

しかし確率(打率)には歪みが生じるのです。

有名なサイコロの話で例えてみます。

6面なので、それぞれの出目の確率は1/6=16.6666…%

1000回振ればだいたい平均的な出目になるでしょう。

では6回限定で振って1∼6全部違う目が出る確率は?

正解は1/64です。

大抵同じ目が2,3回出ます。

これを野球に置き換えてみると、どこかで連打が続いたり凡打が続いたりすることと同じです。

要するに3割バッターを並べた打線がノーヒットノーランを食らう確率と同じくらい、3回に1回綺麗にヒットが出続ける確率は低いということです。

ほとんどの監督や解説者が、「平均的に打つことがものすごく可能性が低い」ことを知らない気がする。

逆にこの確率のことを理解して送りバントしていたら、その真意を知りたい。

送りバントが有効なシュチュエーション。

散々、送りバントの文句を言いましたが全く必要ないか?と言うとそうではありません。

以下のような状況の時は有効かと思います。

1・接戦の終盤で「ノーアウト2塁」または「ノーアウト1.2塁」

この状況は有効な作戦です。

バント成功で「ワンアウト3塁」か「ワンアウト2.3塁」を作れば得点確率、期待値とも上がります。

2・OPSが著しく低い打者に回ってきた時。

OPSとは出塁率と長打率を足した数値で、打者を評価する指標の1つです。

OPSについて非常に丁寧に説明されている方がいました。

このOPSとバントさせるかの損益分岐について詳しく書かれている方がいて、すごく納得しました。

OPS.600を下回る打者の時は「ノーアウト1塁」の状況でも送りバントをさせても、普通に打たせるより得点確率が上がるそうです。

しかしOPS.600はプロ野球でいうと守備はメチャ上手いけど、全然打てないなぁという守備固め的選手のレベルであり、おそらく高校野球の甲子園レベルではいないと考えます。

なので高校野球甲子園大会では「ノーアウト1塁」「ワンアウト1塁」の送りバントは必要ありません!

もっと積極的にガンガン打っていこう!

私は日本の野球よりMLBが大好きです。

その理由の一つがバントの少なさ。

ピッチャーだろうとガンガン打ってきます。

今年久しぶりに高校野球を見て、面白いけどやっぱりバントの多さが気になりました。

私なりにバントが愚策だと思う理由を書いてきました。

それでもなおバントが必要な理由や意見ありましたら、遠慮なく聞かせてください。

⇓同じく高校野球のことで、チャレンジシステム導入について書いた記事です。







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