陸上競技を見に行こう!一般の人にも競技を見にきてもらう方法を考えてみた。

宿屋オーナーで陸上競技大好きの趣味ブロガー「おっさー」です。
中高と陸上部で高校は名門チームに所属していましたが万年補欠でした(汗)
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さて、私は陸上競技やっていましたので陸上競技を観戦するのが大好きです!
今シーズンも山口で行われた日本選手権をはじめ、時間があれば社会人、学生問わず各地の競技会へと足を運んで観戦しています。
ふと、そこで思ったのですが「陸上の競技会って、見にきてる観客がほぼ身内や関係者、競技経験者じゃね?」
普通に関係者ではなく陸上見に来たよっていう人が全然いないのです。
私は思いました・・・「もったいないよ陸上!メチャ面白いのに、面白さが一般の人に全然伝わってない」
そこでこの記事では、陸上競技をもっと一般の人にも観戦してもらうための方法を考えてみました。
陸上競技関係者の方、現役の選手に特に読んでいただきたいです。
メディアでの露出の機会を増やす。
陸上競技と一口に言っても国民全体に浸透している大会もあるのです。
例えば「箱根駅伝」
箱根駅伝って200km以上ただ走ってるだけなのに、なんでこんなにも一般にも受け入れられているのかわかりますか?
そう、メディア(テレビ)の力です!
日本テレビが、予選会→事前のプレビュー番組→正月2日使っての特大生放送→振り返りのレビュー番組→来年はどうなるの?
と、強力プッシュしているおかげで、日本人の正月にはいつに間にか「箱根駅伝」はなくてはならないイベントになりました。
しかし、国内の陸上競技の記録会をいきなり民放キー局で放映するのは無理です。視聴率が取れないのでスポンサーがつきません。
そこで、JAAF(日本陸上競技連盟)がネットTVへ売り込んでみてはどうでしょう?
これはJAAFが主催する競技会全てです。
ネットTVでは特にDAZNがいいです。
DAZNはスポーツ専門の有料ネットTVですが、ユーザーは月額の視聴料を払うだけで全ての競技のコンテンツが見放題です。
私もDAZNに加入していますが、本来の目的はメジャーリーグとNFL(アメフト)を見るためでしたが、馴染のなかった総合格闘技なども視聴でき、よく見るようになりました。
競技として「気付き」を持ってもらうには最良のメディアではないかと思うのです。
まずは、多くの人に陸上競技を画面越しでも見てもらうことが大事です。
ブランド力のある選手を集め興行的な大会を開催する。
そして次に興行としての大会があっていいという提案です。
私が現役だった20年くらい前に『TOTOスーパー陸上』なる大会がありました。
このTOTOスーパー陸上、世界のスーパースター(当時でいえばマイケル・ジョンソンとか)を日本に呼び走ってもらうイベントでした。
でもこのTOTOスーパー陸上、シーズンが終わる秋頃やるので記録は期待できないんです(スター選手もそもそも招待金が目当てで、あまりガチでは走らない)
でも、スーパースターの走りを目の前で生で見れる!私は少ないお小遣いを使って見に行っていました。
当時の日本の陸上といえばマラソン。
トラックで見たい選手などほとんどいなかったのですが、いまの日本はむしろトラック競技でこそ見たい選手がたくさんいます。
そこで現代版『TOTOスーパー陸上』みたいな大会を復活させてほしい。
海外の有名選手と日本のスターが戦う。
ただし、あくまで興行なのでガチで走ってもらうことよりもイベント性を大切に(シーズンの終わりにやる)
例えば一緒に写真撮影ができる時間を設ける、握手会、一緒に走れるなど(ちょっとアイドルみたいですが)
いまの日本の陸上界にはブランド力のある魅力的な選手がたくさんいます。
例えば・・・桐生祥秀。100mで日本人初の9秒台を出したアスリートです。
明日静岡で初戦200m
社会人
初レース pic.twitter.com/ZkaWftWb9j— 桐生(kiryu Yoshihide) (@KiryuYoshihide) 2018年5月2日
そして女性スプリンターでは日本の第一人者である福島千里さん。私も彼女の大ファンですw
織田記念、静岡国際と応援ありがとうございました!
次は5月20日セイコーゴールデングランプリです。 pic.twitter.com/OeGiBVXnVL— 福島千里 (@Fukushima0627) 2018年5月5日
彼らはほんの一例ですが、このような影響力のある選手が近くで見れて、触れ合えるようなイベントがあれば陸上競技会が近い存在になるのになぁ。
将来的にはアスリートのプロ化を!
極論になってしまいますが、陸上のアスリートで世界大会に出るような選手はプロになるべきだと思います。
現在の日本の陸上選手は学生でなければ基本的には企業に所属し、会社員としてアスリート活動をしています(先ほど紹介した桐生祥秀は日本生命、福島千里さんもSEIKO)
会社に属していれば生活費や練習の環境、遠征費などを会社がみてくれるメリットはありますが、反面アスリート活動の根源は会社の利益になるかどうかです(活動に制限がある)
なので、集客など陸上界全体の利益のことはJAAF(陸上競技連盟)にほぼ丸投げされているのが現状。
もし、プロとして大きなスポンサーがつき、生活・練習・遠征の経済的不安がなくなれば、集客やイベントを個人としてできる時間ができると思うんですよね。
例えば桐生祥秀のツイッターのフォロワー数は15万人以上います。
これだけの影響力があれば彼が個人(プロ)として集客活動をしたりイベントをしたりすれば、まだ陸上競技に馴染みのない層まで届くと思うんです。
経営的に大成功しているメジャーリーグやNFLは、選手一人一人が業界全体のための活動を個人で行っています。
あくまで理想ですが、世界を目指すような選手はプロを目指してほしいなぁ。
ちなみに日本の陸上選手でおそらく唯一のプロアスリートにマラソンの大迫傑がいます。
拠点がアメリカなので日本の陸上界へのアプローチは少ないですが、実業団選手よりもツイッターを頻繁に自由に更新している印象があります。
ポートランド、日本に比べると朝晩は涼しい。
トレーニング順調。#ポートランド #金曜日 #トレーニング #ワークアウト pic.twitter.com/rnoL3JNIi4— suguru osako (@sugurusako) 2018年8月3日
まとめ。
繰り返しになりますが、私は陸上競技経験者ですので、観戦が大好きです。
競技関係者や経験者が観戦にくるのも当たり前といえば当たり前。
でもね・・・客観的にみると「陸上競技会って身内感強すぎ!」
選手もファンよりも指導者や同僚の方向を向いている気がします。
スポーツだけではなく全ての活動は、根本を思えばファンやユーザーありきです。
私はJAAF(日本陸上競技連盟)はじめ、指導者や選手にもこのユーザーを意識した活動を願いたい。
結局はそれがアスリートファーストにつながるからです。
大好きな陸上競技がいろんな方に見てもらえるように期待しています。
今回の記事は以上になります。
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